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食事を終え、市も大盛況で、臨時収入が出来たとララが喜んでいた
明日の朝はのんびりと出発なので周辺を散策して乾燥に強い植物の種子を採取していった
装備を整えたヒューズ達が
「そろそろ出発しましょうか」
「わかった、みんなは先に出発してくれ」
「はい?分りました」
「勝太郎さん指揮をお願いします」
「了解した」
いきなり楓が
「わたしは残っても良いですか?」
「うーん、分ったいいよ!」
「ありがとうございます!」
二人で皆を見送り
「綾人さん、何をするつもりですか?」
「どうして?」
「急に残るなって言いだしたから」
「皆にも察せられてる?」
「多分、皆何かすると思っています、沙夜子さんに目配せされましたから」
「少し南下したところに、まだ遭ったことのない魔物の反応があるんだ」
「どのくらいの規模ですか?」
「三十体くらいかな?」
「それなのに一人で行こうとしていたのですか!」
「小さい個体みたいだから一人で大丈夫かなと」
「そうゆう問題ではないです!最低でもニールさんかヒューズさんを連れて行ってください!そうゆう時は!」
頭をかきながら
「次回からはそうするし、相談もするよ」
腰に手を当てながら
「気を付けてくださいよ!」
「ごめん!」
「で、ワイバーンで行くのですか?」
「いや、僕たちの急ぎ足で行けば三十分ほどかな」
「それでは行きましょう!」
小走りに楓が追い付くぐらいのスピードで南下していく
しばらくすると、ちらほらとサボテンらしきものが点在してきた
「サボテンですか?」
「そうだね、一回しまってみようか」
・肉厚サボテン
「サボテンだね」
「もう少しですか目的の場所は?」
「サボテンが一番密集している所みたいだ」
周りを警戒しながら進んで行くが魔物らしき姿は見えてこない
「この先なんだが、見当たらなそうだな」
「もしかしたら、サボテンに擬態しているとか?」
「そうか!それじゃあいつでも襲撃に備えながら進もうか」
「はい!」
忍び足で魔物が居るらしきところに迫った
「動きませんね?」
「<ショック>の魔法で刺激してみるか?」
「そうしましょうか」
魔物と思しきサボテンに
<ショック>
「グビー!」
叫びながら口らしきものが出現したが、おびえているかのように震えている
その瞬間、他の個体が一斉に僕らの反対方向に逃げ出していった
<シャドウバインド>
すべての個体を拘束した
「倒すか、従属させればわかるんだけど、とりあえず一体だけやってみるかな」
手っ取り早く魔力を流すか
一体に魔力を流していくと
(サボンを従属しますか)
「サボンだって」
「NOだ!」
「害はなさそうだからほっとく」
「みんなの所に戻りますか?」
「戻ろうか・・・」
空之助を呼び二人で騎乗してみんなの所に向かった




