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朝食を済ませ身支度をしてカーク村を出発した
カーク村はそろそろ町と呼んでもいいだろうな、新たに開発したところが軌道にのれば二千人以上の人が暮らす町になる
何事もなく夕方にはバンロートルに着いた
門衛の横にスープルも待ち構えていた
「お待ちしておりました!バンロートル男爵邸までご案内いたします!」
「そっか、宿屋は予約してある?」
「はい!ほかの方々は涼風亭をとってあるのでそちらに向かってください!」
「それじゃあ、行こうか!ララはついてきてくれるかな」
「わかりました」
「それでは参りましょう!」
男爵邸では、すぐに応接間に通され、間もなくベントナー男爵がやって来た
「ベントナー男爵様、ご機嫌麗しゅう・・」
「畏まった挨拶など良い!ずいぶん早かったな、オーク討伐は途中か?」
「はい、二つのオークの拠点を攻略したので、一旦戻ってまいりました」
「そうか、いやわしにとってはお主が今回一緒に同行してもらえることの方がありがたい!伯爵様にお主を会わせたくてな!」
「それは光栄です」
「そういえば、なぜ同行を切望されているのですか?」
「それなのだが、伯爵領の西側の村々が飢饉で壊滅的な打撃を受けていて、最近わしの領地が画期的に発展していることを問いただされお主の事を伯爵様に報告したところ、出来れば連れて来るよう言われてな」
「先にそのことを伝えてもらえればオーク討伐を部下に任せてこちらにもっと早くはせ参じましたよ!」
「そうだったか!ただ従士になったとはいえ、お主は探索者でもある。わしにお主を使いこなす器量はない!」
「ずいぶんはっきり言いますね」
「当たり前だ!たぶん、伯爵様の所に連れていったらお主は伯爵様の直属の配下に持って行かれると思っておる」
「そうなんですか?」
「お主ほどの有能な者を、伯爵様がほっておくわけないからな。お主、ほんとに勇者ではないのだな?」
「勇者ではありません、王都に勇者はいるんですよね?」
「そうだ!王都西北の魔族と戦っておると聞いている」
「魔族!とですか?」
「そうだ、チキュウと言う所から転移してきたらしい長命族などでは遣い人と言うらしいな」
「勇者はそこまで話しているんですね」
「そこまでとは?どうゆうことだ?」
「いえ、こちらの話です、では夜も遅くなってきているので続きは明日でもよろしいでしょうか?」
「うむ、そうだな明日朝準備が出来次第遣いを出す。そちらは何人ほど来る?」
「四人でもよろしいでしょうか?」
「わかった、では明日!」
「お時間頂ありがとうございました」
ベントナー男爵が居なくなるとララが
「本日はわたし必要なかったですね」
「そうだね、戻ろうか」
「はい!」




