表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
241/265

239

カーク村に着くと前回来た時よりも人で溢れていた

三分の一が探索者なのか武器を携えている


門番が

「領主さま!ごきげんうるわしゅっ!舌噛んだ!あっ!すいません!緊張しまして!」

「大丈夫?そんなに緊張することないよ」

「ありがとうございます!村長の所に人をやります!お手数ですが村長宅まで向かってもらえますか?」

「解った!ありがとう」


村長宅に着くと門の前でハン村長以下数名が待ち構えていた

「お疲れ様です。お疲れではないですか?もう少しお越しになられるのが遅いと思っておりましたのでたいしたもてなしは出来ませんが、ゆっくり滞在してください」

「みな!領主さまを案内いたせ!」

「「はっ!」」


村長宅は、前回来た時よりも増築してあり、応接間、客間も大分豪華になっていた

「ずいぶんと綺麗になりましたね。村も活気があってよかったです!」

「ありがとうございます!でも綾人様が初期費用、そのあとの開発資材など潤沢に支援をしていただいているので本来なら四、五年かけて行うことが一か月ほどで終わりました。しばらくしたらもう少し拡張もしくは近くに別の村を起こしても良いかと」

「そんなにハイペース何ですね。そしたらカーク村とおんなじ広さに堀と外壁を拡張しようか?」

「ほんとですか!で、でしたらバンロートル方面に拡張していただけますか!」

「わかった、それと後で現在のカーク村の状況をララに報告しておいてくれ」

「承知しました。夕食が準備出来次第お呼びいたします」

「それじゃあ、夕食までに空堀を掘って来るよ!みんなは少し休んでいて」


バンロートル側の門を目指していると数十人の探索者らしき人たちが後についてきている

門の所に着くと

「お疲れ様です!領主様」

「ご苦労様、この先の土地を開発しに行くから」

「お一人?でですか?後ろの探索者達は護衛ではないですよね?」

「そうだね、僕が何かやるのか興味があるんじゃないか?」

「そうですか、ではお気をつけてください!」


堀に沿って歩いていき、まずは一K㎡ほどの土地を数回に分けて

<無限収納><クリエイトアース>で農業がしやすい土壌に作り変えていく

「「おー!」」

ギャラリーのざわめきは無視をしてその土地を囲むように深さ二mほどの堀を作っていく

<無限収納>に土砂を収納していきながら石を石レンガに変え粘土成分もまとめていった


ハン村長の使いのが来る頃には空堀のほとんどは掘り終えていた

「領主様!夕食の準備ができました!」

「わかった!ありがと!今行くよ!」

門の所まで来たときに、横の広場に石レンガを大量に置いておいた

門番が

「初めて領主様の能力を目の当たりにしましたが、本当にすごいですね!」


村長宅で夕食を取りながら新しく開発した土地の活用方針を話し合った


夜、部屋で休んでいるとナーイアスがやって来たと連絡が来た

応接間に行くと

「綾人!なぜ童の泉に寄って行かなかったのだ!」

「その、忘れていました!すいません!」

高速土下座をする

「童の存在なぞそんなものか」

「そんなことは御座いません!ほかに意識が行っていただけです!」

「では、お詫びとして、魔力を半分よこしなさい!」

その夜は数回に分けてナーイアスに魔力を譲渡した


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ