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朝中庭で、みんなで鍛錬をして、かいた汗を井戸で流し朝食をとっているときにティアの知り合いの娘たちがやって来た。追加で朝食のお願いをして、沙夜子たちは探索者ギルドに向かった

朝食を食べ終わった後、ヒューズたちに脇差を渡すと

「こんないい物をいただいてよろしいのですか!」

「かまわないよ、手入れの仕方はおいおい教えていくからね」


僕たちは、市場を抜けて職人街までやって来た

「一回、革職人の所に顔を出して、誰か僕の領地に来てくれそうな職人を紹介してもらおう」


革職人のもとに訪れると、お店の中はほとんど片づけられていた

「おはようございます、もうほとんど片づけられているんですね」

「おはよう!早く行ってみたいからな!明日には移動しようと思っている。どうせ家族三人と弟子だけだからな」

「そうですか、探索者ギルドにカーク村周辺の魔物退治の依頼を出したので今までよりは安全に旅は出来るんじゃないのかな?」

「そうか!ありがたい!」

「それと、相談があるのですが。職人の中でうちの領地に来てもらえそうな人はいるか、もしくは何か問題を抱えている人はいないか聞きたかったのですが」

「今は、カーク村に行きそうな者はいないかな?問題を抱えていてもなかなか表には出てこないからなぁ。親方会の一人バウンスに行ってみましょうか!」

「親方会ですか?」

「職人たちを取り仕切っているギルドのようなもんかな!」

「そのバウンスはどんな方ですか?」

「親方会のなかでは比較的柔軟な考えをもつ鎧職人ですかね?」

「今から行っても大丈夫?」

「わからんが、いってみましょう!」

「おい、出かけてくるかちゃんと拭き掃除しておいてくれ!」


職人街の中央通りにあるお店の前までやって来た

中央通りは探索者らしき人たちで溢れかえっていた

「ここがバウンス親方のお店です」

「それじゃあ入りましょうか?」

扉を開けて入ると

「いらっしゃい、ん」

「衛士様、本日はどのような用事でこちらに」

受付嬢は少し怪訝そうな感じで話しかけてきた

「わたしたちは、従士様の護衛ですので気にせずいてください」

「では、用事はそちらの従士様ですか?しかも、その鎧はヒュドラの革鎧ですよね?手甲もたぶん魔鉄で出来ていますよね?しかも他では見ないような武器を所持していて、うちのような汎用品を作っている店には用事はないように思えますが?」

「よく見ていますね、確かに装備は貴方のおっしゃる通りです、装備ではありません。相談事があります」

「もし、相談事に協力してもらえば、色々と便宜を図れますよ!これでも商人で色々な物を扱っているので」

「わかりました、少々お待ちください」

しばらく待っていると面会はしてくれるそうで商談室に案内してくれた


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