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手続きを終えて六人を連れて一回、宿に戻った
宿の女将に六人の部屋を用意してもらい中庭の井戸で体をきれいにしてもらい、簡単な食事を用意してもらった
六人に食事を食べさせ、隻腕の元鍛治職人を自分の部屋に連れてきた
「これから、腕を治します」
「え?どうゆうことでしょうか?」
腕に手を触れ<ハイヒール>
みるみる腕が復元されていく
「くっ!腕が!」
やはり少し痛みがあるようだ
「神様!腕が!腕が!」
元鍛治師は天を見上げて呆けている
しばらくして
「あっ!すいません!ありがとうございます!まだちゃんと感覚は戻っていないのですが、奴隷のおれにここまでしてくれるなんて!」
「これから、働きで返してもらえばいいですから」
「一生懸命働かせていただきます!」
「それじゃあ、これからよろしく!僕は綾人、小野っていいます」
「わたしは、カルロといいます」
「初めに、リハビリに数本ショートソードのメンテナンスをお願いしていい?あと他の五人に指導してやってくれ」
「はい、分りました!」
ショートソード二十本と砥石などメンテナンスに必要な物を渡した
いったん、宿を出て探索者ギルドに向かいオークの討伐依頼と納品をした
オークの肉を十体分納めるとギルド職員に少し驚かれたが無視をしてギルドを後にした
市場をニールとティアとブラブラと歩いていると前に来た時よりも物が豊富にある
「少し、にぎやかになったね。物も種類も量も増えている」
「まだ、値段はまだ高いですよ」
「綾人さんの領地が発展したらもっと良くなるんじゃないんですか」
そのあと、職人街まで足を延ばしてみた
職人の弟子なのか、若く見える少年少女が足早に動き回っている
ある店の前で少年が親方風の男に怒られていた
近づいたときに
「すいません、すいません、すいません!」
さらに近づいて
「どうしたんですか?」
「部外者は関係ない!口を出すな!」
「おらが!だめ」
「お前は黙っていろ!」
「おやかた・・・」
「怒るだけじゃ、人は育ちませんよ!」
「うるさい!俺のやり方にケチをつけるのか!」
「おいらが、上等の素材をだめにしてしまったんです」
「お前は黙っていろと言っただろう!」
「やっと、手に入れたソルジャーアントの素材だったんだぞ!」
「お前にした処理を頼むんじゃなかった!」
「もういい!出ていけ!って俺もここを出ていかなきゃならんがな!」
「ちょっと、よろしいでしょうか?」
「何だ、俺にようか!」
「親方は何を作っているんですか?」
「防具だよ!防具!」
「そうですか」
ソルジャーアントの素材を親方の前に出す
「・・・ソルジャーアントっじゃないですか!」
「これで、鎧を作ってもらえますか?」
「だが、来月の家賃が払えんからここを出ていかなきゃならん」
「なら、うちの領土に来ませんか?格安で建物、素材を提供しますよ!」
「お前は誰だ!なぜそこまでする」
「僕は、従士兼探索者です」




