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今回は、バンロートルまでの道のりは急ぎ足で進んで行った

ニール、ヒューズ、ティアを連れて、ほぼ休みなしでカーク村までやってきた

村の中に入ると洋平の所に向かった

「三人は少し休んでいて」

「わかりました」


「今、村に着きました」

「お疲れ様、綾人君」

「少し休んだら、バンロートルに向かいます」

「なんか、急いでいるみたいだね、何かあった?」

「はい、ノーブルオークと戦いました。普通の人たちには手に余る強さでした」

「谷を少しはい行ったところに数体居る集落があったのですこし焦ってはいます、でもしばらくは拠点に近づくことはないと思いますが」

「そうなんですか、それならばカーク村を早く落ち着けてオーク谷の拠点に戻れるようにします」

「ありがとうございます、早めに職人を連れて戻れるように頑張ります!」


ハンと打ち合わせをしながら昼食を取り、村の状況報告を聞いて足りない物資をわたして村を後にした


普通なら半日ほどの道のりを、一気に足早に休みなく歩いたため他の三人はバンロートルの門にたどり着いた時には疲れ切っていた

「あ、綾人さん、もう歩けません!」

「すまない、早く戻りたかったから」


門衛にギルド証を見せ、足早に宿に向かった


「いらっしゃいませ、あ!綾人さんでしたか!」

「女将さんまた、今夜から部屋お願いできるかな?」

「今夜からですと、今開いているのは、三人部屋と二人部屋になりますがよろしでしょうか?」

「二つとも借ります!」

「ありがとうございます、個室は明日には空きますので」

「沙夜子さんたちは、今お部屋におります。ただいま鍵を用意してまいります」


鍵をもらい、夜食のお願いを女将さんにして、沙夜子の部屋に向かった

コンコン

「はい、どなたですか?」

「綾人だよ!」

扉が開いて

「早かったわね、もう少し向こうに滞在するかと思っていたわ」

「色々と状況があってね、その辺の話は後で話す。女将さんに夜食を用意してもらっているからそれを食べる。そっちの状況も知りたいから、あとで食堂に来てくれる?」

「わかった、ララと少ししたら向かうわ!」


しばらくして女将さんが簡単な食事を用意してくれた

四人で夜食を食べていると、沙夜子とララが食堂にやってきた


「綾人さん、おかえりなさい!」

沙夜子が

「食べながらでいいから、こっちの状況を報告するわ」

「わかった」

沙夜子の方は、一応三人ほど応募してきたそうだ

まだ、三人ほどで鍛治にかかわった青年と、最近このバンロートルにやって来た炭焼き職人の老人、店が潰れて路頭に迷っていた革職人の娘


「ありがとう、炭焼きか!考えていなかったけどいいかもしれないな」

「そうなの?あまりなじみがないけど」

「それじゃあ、食事も終わったから沙夜子の部屋に行ってこっちの状況を説明するよ!」

ニールが問いかけてきた

「おれたちはどうしますか?」

「今日は疲れただろうからゆっくり休んでくれ」

ヒューズが

「明日、ちょっと領軍詰所に行ってきたいのですが」

「いいよ、報告とかもあるもんね」

「それじゃあ、今日は解散!」


沙夜子とララの部屋に向かった


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