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向こうもこちらに気づいている

戦闘の準備と思われる行動をしている!


走りながら魔法の効果範囲を確認しながら

3、2、1

何となく一気に二つの魔法を唱えた

<ストーム><ストーンバレット>

偽の融合魔法じゃい!

・オーク討伐×10

・ソルジャーオーク討伐×4


上位オークにもある程度ダメージを与えた

上位オークが

「オ、マエは、ナのものダ!」

「人の言葉がしゃべれるのか!」

「シね!」

凄い良さそうなロングソードを両手で構えた

僕も両手に脇差を構えた


じりじりとすり足で少しずつ前ににじり寄る

上位オークの攻撃範囲に入ったとたんロングソードを上段から一気に振り下ろして来た

ブォン! ガシュッ!

ギリギリ体をそらして躱した

「ギッ!かワサレた!」

左脇差を横一閃、ところが少ししゃがまれ兜に当たった

ガシンッ!

右脇差を上段から切り下す、それを手甲で弾かれる

片手でロングソードを跳ね上げるように斜めに足を切り裂かれそうになる

その斬撃をかわし、その足を振り上げかかと落としをかます

ガシン!

ひるんだところを左脇差で左ひじを狙いすまし突き刺す

脇差を離し胸倉をつかみ自分の方に引き寄せながら左足またに滑り込まして踵を一気に引き足を払うと同時に全体重をかぶせる

ドゴォン!

倒れた上位オークの胸倉を締め込み、ロングソードを持っている右手を一気に踏み抜き右手の脇差を逆手に持ち一気に首に差し込む

・ノーブルオーク討伐

うーん、これは僕以外だと少しきついな

死骸をしまって谷の中を<地図>で検索してみると

ノーブルオークが十数体居る集落らしきものが近くにある、オークも数百体いる


あんまりのんびりしていられないな少し嫌がらせをしておくか


スライムの沼の水を少し持って来て谷の入口で魔力を流す

ドンドンコップからあふれていき大地にこぼれていく

周辺に広がり大きな水たまりになった

その水たまりを中心に<クリエイトアース>

大地が緩んで行く入口いっぱいに湿地帯が広がった

オークの短い足でここを抜けていくには一苦労だろうな、それに数百匹のスライムが居るからしばらくはこれで足止めだな

拠点までの土地を<クリエイトアース>で程よい凹凸を作りオークの足の長さだと大変歩きづらい土地を作り出した所々にいばらのある植物を群生させ

拠点の手前に、同じくらいの広さの土地に空堀で囲った


北門で僕の様子を楓、ヒューズ、ティアが見ていた

「お帰りなさい、部屋に行ったらいなかったので心配しました」

「おはよう、ひと声かけていけばよかったね」

「朝ごはん準備出来ていますよ!」


「じゃあ、ご飯を食べたらバンロートルに出発するよ」

ヒューズの方を見ながら声をかけた


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― 新着の感想 ―
[一言] 祝!累計200話!!ですよ。
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