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昨日は、初めてあんな甘美な夜を過ごしたな、こんなのを毎日していたらおかしくなっちゃうから気を付けないといけない!
ティアはもう起きていて部屋から明け方出ていったみたいだ
身支度を整え、家を出るとまだ朝早いのにみんな元気に働いていた
「おはよう!」
畑仕事をしている女性に声をかけた
「おはようございます!ご主人様!」
「ご主人様!なの僕は?」
「はい、ハン様にわたしたちの領主はアヤトさまと言われています!」
「そうか、ヨロシクね」
「頑張って働きます!」
道々に村民に挨拶をしながらハンの居る所までやってきた
「おはよう、ハンさん!」
「おはようございます、領主様、あとこれからはハンとお呼び下さい、示しがつかないので」
「わかった、ハン!おはよう」
そこに洋平もやってきた
「おはよう、綾人君」
「おはようございます」
「昨日、ハンさんとここに住む住民の人別長を作ったよ、あとオーク谷の拠点に行く人たちの選別も終えておいたからね」
「ありがとうございます、助かります!」
「たいしたことないよ、ある程度はここを出る前にハンさんの配下の者たちが調べていてくれたからね」
「あと私は、しばらく村の運営が軌道に乗るまで補佐するよ!」
「わかりました、僕はオーク谷の拠点に行ってきます!」
「勝太郎さんによろしく言っておいてくれ!あと、妻を貰うことにした」
「え?突然ですね!どうしたんですか?」
「いや、スラムで活動しているときに一目ぼれしてしまってね、人生何があるかわからないな!前の世界じゃそんなことなかったのに、こっちに来て女性に惚れるなんて思わなかった」
「おめでとうございます、今度戻ってきた時に紹介してください!」
「ありがとう!」
「そうだ、昨日建てた家使ってください」
「ありがとう、そうさせてもらうよ!」
食堂で朝食を済ませニールがオーク谷の拠点に行く人たちの取りまとめをしていた
「ニール、おはよう」
「おはようございます、綾人さま、準備はほとんど整っているのでいつでも出発できます」
「ありがとう、それじゃあ出発しようか!」
リーズたちと移住者三十人を連れて出発した
街道を北上していき、泉の林に入ったがナーイアスは出てこなかった
ニールが
「ナーイアスさま、出てきませんでしたね」
「こんに人がいるといやなのかな?」
「そうなんですかね」
林を抜け二時間ほど街道を進んだ所でいったん休憩にした
「ここでいったん休憩にしよう!」
すこし東に外れたところにゴブリンの群れが居る
「少し外れたと所にゴブリンが居るから討伐してくる!」
ヒューズが
「まってください、ゴブリンなら僕たち討伐させてください!」
「わかった、お願いするよ!」
ヒューズとニール、リーズたちで討伐に向かった
ニールに<地図>を共有し<プロテクション>をかけておいた




