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ヒューズとティアを連れ一時間ほどで泉までたどり着いた
「その者たちは初顔じゃのう」
「羽が生えている!」
「嘘だ、ろ、妖精族ですか!」
「ナーイアスと呼んで良いぞ!」
「綾人さまは…何者なんですか!えらい人の護衛についてしまったんですかね」
「そんなことないぞ!僕はただの小市民だよ!」
「ショウシミン?って何ですか?」
「そっか、こっちではなんていうのかな?」
「わらわを無視して話をするな、なにしにまいったのじゃ?」
「この手前にある村まで溝にもっと水を流そうと思って」
「そうか、ゆっくりとして行ってよいのじゃよ!」
「そうも、してられないんだ!魔力を流して水を補給したらすぐに村にもどる」
泉に手を入れて今ある魔力の十分の一の魔力をいっきに流した
「あっ!もっとゆっくり流しておくれ!」
「ごめん!もう少し流すよ!」
「うむ!良きに計らえ」
同じくらいの魔力を流し
<ウオーター>
ゴォォォォ!
泉に水があふれんばかりに満ちて、まだ少しだけしか流れていない溝にどんどん流れ込んで行く
それを見ながらティアが
「すごい!こんなにきれいな水が流れている川初めて見る!」
北と南に掘った溝に水が流れていくのを確かめて
「それじゃあ行くね!」
「今度来た時にはおぬしが戻る村まで、わらわの活動範囲がひろがるぞ!楽しみにしておれ」
「わかった、次回来るときはもっと魔力を譲渡するよ!」
<地図>の北東方向にオークとゴブリンの反応がある
「んっ!オークの集団が居る!」
「オークですか!」
「そうだ、行くぞ!」
「は、はい!わたしたちが行っても大丈夫ですか!」
「僕が抑えるから二人に倒してもらう!」
二人のスピードに合わせて走り始めた
相当数のゴブリンがいる、オーク五体が率いている
しばらく進んで魔法の効果範囲まで入った
走りながら
<サンダーボルト>
・ゴブリン討伐×53
走りながら手当たり次第にゴブリンの死骸を収納していく
一体目のオークに近づき脇差を抜きながら両腕を切り落とす
「ガァァァァ!」
もう一体の横をすり抜けながら右の脇差で胴を抜き、次のオークの足を左脇差で切り裂く
次のオークが振り下ろした斧をかわし顔面にひじ打ちをかまし右腕を切り落とす
最後のオークと対峙し両の手の脇差を十字に構え直したときにヒューズが片腕のないオークに止めを刺していた
オークがメイスを振り上げた
刹那、一気に加速して二本の脇差で胴を抜く
「ギャァァァァ!」
ティアが両腕のないオークに止めを刺した
そのオークを蹴り倒し、足を切り裂いたオークに石礫をぶつける
ボッフゥ!
そのオークにティアが近寄り首筋にナイフを刺して切り裂いた
もう一体にヒューズが袈裟切にして、そして最後個体に背後からヒューズがショートソードで刺しぬいた
「レベルが上がりました!」
「わたしも!しかも二個上がりました!」
「おめでとう!それじゃあもどろうか!」




