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部屋の前には四人ほど護衛が守っていた
「命がほしければ!これ以上近づくな!」
「逆にお前たちがここを去ったほうがいいと思うよ!下にいた奴らの様になりたくなかったらな!」
少し青ざめながら
「下の方はどうなっているんだ!」
「この世にいなくなっているよ」
「ど、どう、したらいい?」
「サンの所に行っていいままでの行いを懺悔するんだな、そうすれば生き延びれるぞ!」
ガタガタガタガタ
護衛たちは武器を捨ててこの場から脱兎のごとく逃げ去った
扉の前まできて一息つき
<プロテクション>
ガァン!
扉を蹴破った
シュッ!シュッ!
ナイフが数本飛んできたがすべて躱し
<ショック>
部屋の中には七人ほどいたが四人が痙攣して倒れていった
刹那、残っている三人の首筋に手刀をくらわせて気を失わせる
七人をロープで縛り猿ぐつわして引きずっていきながらスラムの中をサンの元を目指した
サンの所まで来ると
「本当にザオス一座を壊滅させたんですね」
「これで少しは安全に行動がとれるんじゃないかと思ってね」
「先ほど数十人のザオスの配下がこちらに着くといってきたので、こうなると思ってはいましたが、ありがとうございます」
「いえ、数十人のザオス配下の死体があるのですがどうしたらいいでしょうか?」
「犯罪者の可能性があるので探索者ギルドか領軍詰所に持って行けばよいのではないでしょうか?」
「僕の開発中の拠点に来る人たちをこのすぐそばの広場に来てもらえますか?」
「わかりましたが何かするのですか?」
「安全な場所を作ろうと思います」
「わかりました、子供ら!みんなに伝えてきてくれ!」
「「はい!」」
僕はすぐ近くの広場にやってきた
「ここならかなり大きな避難所が作れるかな」
<クリエイトアース><無限収納>
学校の体育館ほどの建物を二棟建てた
少しして、ちらほらと人が集まり始めた
サンとカーズたちがやってきた
「すごいですね!一瞬でこんな建物が建てられんですね!」
「中に少し食料なども用意してあります」
「わかりました、カーズ、女性や子供を優先に中で休んでもらってくれ」
「洋平さん、ニール補佐してあげてくれ」
「わかりました、どこか行くんですか?」
「領軍詰所に行こうと思っています」
カーズたちが建物に入る人を誘導しているのを少し見た後
領軍詰所に向かう途中で数人の人に囲まれた
「何か御用でしょうか?」
「・・・」
ナイフを抜いて襲い掛かってきた
一気に飛び上がり襲撃者の攻撃をかわすと
<スリープクラウド>
「うっっ!」
眠らした襲撃者を縛り上げ引きずりながら領軍詰所までやってきた
「すいません!」
引きずっている襲撃者を見ながら門衛が
「何でしょうか!ってそちらに引きずっている人たちですよね!」
「おい!新人!人を数人呼んで来い!」




