180
沙夜子たちのもとに戻ると
「改めて、助けてくれてありがとうあなたが来なければ、わたしやガンツ、リュークはこの世にいなかったと思う」
「これからどうしますか?僕たちはバンロートルに向かいますが」
「ご一緒させてもらって良いでしょうか?」
「かまいません」
「一つ気になったのですがそちらの蟻は・・」
「このソルジャーアントは僕の従魔です」
「それにこの人数で四頭引きの馬車を持っているなんてすごいですね」
「そんなことありませんよ、僕は商人でもありますから」
「それではバンロートルに向かいましょうか」
「はい、お願いします」
女性陣は馬車に乗ってもらい荷物も馬車の屋根に積んでバンロートル向かった
僕が<クリエイトアース>を使いながら進んで行くことにリーズたちは驚いていた
リーズが沙夜子に
「あの方はどれだけ魔力があるのですか?それと皆さんが身に着けている革鎧もものすごく高価で良いものですよね?」
「そうね、綾人はたぶん私の知る人の中で一番なんじゃないかな?この鎧はヒュドラの革鎧ですよ」
「ヒュドラですか!最近探索者で噂されている探索者集団はあなたがたでしたか!」
「どんな噂か知らないけど、綾人は規格外だからね、私たちもそこそこ探索者のなかではレベルが高いみたいよ」
沙夜子とリーズはバンロートルにつくまで馬車の中でこの地方の特産品や噂話などを話していた
あたりが暗くなり始まるころにバンロートルの城門に到着した
衛兵に僕以外の入街税を払い
一旦、探索者ギルドに向かった
「それでは、また縁があればどこかで会いましょう」
「ゴブリンは私たちがもらってもよろしいのですか?」
「かまいませんよ」
「それと沙夜子さんに聞いたのですが綾人さんは、オークの谷にある拠点で働く人を募集していることを聞いたのですがもしよろしければわたしたちも拠点で働かせてもらっても良いでしょうか?」
「大歓迎ですよ、それじゃあ一緒に行動しますか?宿はまだ決まっていないんですよね?」
「はい」
「それじゃあ、沙夜子たちとギルドでやることが終わったら一緒に前に僕らが使っていた宿に行っててもらえますか?」
「僕は商人ギルドにも用事があるので」
「はい、わかりました」
洋平たちに探索者ギルドでのオークの討伐依頼の完了の手続きと納品お願いをして
僕は商人ギルドに向かった
商人ギルドに入り
「すいません、納品と依頼をお願いしたいのですが」
「いらっしゃいませ、品物はどのような物でしょうか?」
「オーク肉、百㎏と薬草、三百束です」
「オ、オークですか!直ちに手続させてもらえます納品受付に行ってもらってもよいですか」
「わかりました、納品が終わったらまたこちらに戻ってきてください、依頼の内容と手続きをさせてもらいます」




