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まず、倉庫予定地に木材、石レンガ、簡易モルタルなど資材を置いて
「沙夜子、建設資材を置いていくよ!」
「ありがと!」
「じゃあ、行ってくる」
「いってらっしゃい!」
南門の所まで勝太郎たちとやって来て
「今、簡易の跳ね橋かけますね」
四mほどの分厚い石の板を掘りに渡した
「それじゃあ、行きましょうか」
勝太郎と獣人組は騎乗して西の方に進んで行った
「徒歩で一時間ほど行ったところにある林に多様な魔物を討伐していくよ」
「はい、行きましょう」
しばらく進んだところで、ピーターが
「もう一回、ダンジョンで修行したいですね」
「そうだね、他の仲間をレベル上げするのも効率がいいしね」
「林に着いたらまず、ビックボアを狩ってそのあとキラーウルフが林の中が多いから」
「キラーウルフなら<集合号令>のスキル使えますか?」
「たぶん使えると思うよ!なんで知っているの?僕自身が忘れていたよ!」
「沙夜子さんに聞きました、綾人さんをフォローするのに色々知っておきたかったんで!」
「ありがと!ちょっと討伐がやりやすくなる!」
林の前にやってきた
「これからビックボアを呼び寄せる」
「イダ、ピーター、ニールは弓でエンア、ソフィアは魔法で林から出てきた個体を攻撃してくれ!」
「「はい」」
<地図>で周辺にいるビックボア約二十体にターゲットをして
<集合号令>
しばらくすると
ドドドドドド!
林の中から数匹出てきた
三人が狙いを定めて矢を放った
シュッ!シュッ!シュッ!
エンアが<アイスダスト>
ソフィアが<エアーカッター>
ブヒィィィ!
「第二波来るぞ!」
ドドドドドド!
シュッ!シュッ!シュッ!
<サンダーボルト>
ブヒィィィ!
・ビックボア討伐×5
「あと!十体!次四体来る!」
エンアとソフィアも弓矢を構えた
ドドドドドド!
シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!
最後の集団が林から出てきた
ドドドドドド!
シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!
僕は投げナイフをビッグボアの眉間めがけ投擲をする
ブヒィィィ!
・ビックボア討伐
「それじゃあ、一回ボアの死骸を回収するね」
・ビッグボアの死骸×22
「一回休憩しようか」
「はい!」
水筒の薬草茶で口を潤し、沙夜子が作ったボアのジャーキーを齧った
ニールが
「沙夜子さんが作ったジャーキーうまいですね」
「そうだね!今回二十二体倒したからいっぱい作れるよ!」
「全部ジャーキーはないですよ!」
「・・・言葉のあやだよ」
「そうですよね!そんなに作りませんよね!」
「次行こうか」
「はい」




