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拠点の近くまで戻ってきた
とりあえず無限収納で拠点の周りに空堀を作るか
地面に手をついて<無限収納>
土壁の前に1㎥の穴ができた
よし次だ<無限収納>
移動<無限収納>移動<無限収納>
続けて30回ぐらい繰り返した
2m位の幅だけ残して土壁のまわりを一周深さ1mほどの空堀を作った
「もう少し深くしたいな」
空堀の中に飛び降りる
そして先ほどのように無限収納を繰り返して空堀を掘り下げた
「よし!じゃあ上に上がろう」
深さ2mになった空堀を登っていく
やはり拠点防御は強固な壁と掘だよな、土壁はもろいから少し改良が必要だよな
土魔法で改良できないかな?あとでちょっと調べてみよう
土系の素材は先ほど大量にゲットしたからそれを使って色々試してみよう
「おーい!帰ってきた」
「お帰り!」
「土壁を一か所崩してはいるよ」
「わかった」
壁に手を当てて<無限収納>
拠点の中に入っていく
「ただいま!」
「お帰り」
「おかえりなさい、、」
「お肉焼けてるよ」
「ありがと、疲れた」
「あとフライパンでお湯を沸かして薬草茶作ったよ」
「あっ!鍋も作っておいたほうがよかったね」
「大丈夫だよ」
「こんな所じゃ凝ったもの作れないし」
「そうだね、でも魔法や錬金術覚えたから結構色々なことできるよ」
「それじゃご飯にしようか」
「はーい」
「はい!」
夕食を食べた後たき火をかこんでいた
「そうだちゃんと自己紹介しようか」
「は、はい」
「僕は小野綾人、前の世界では27才の会社員だった」
「私は藤田沙夜子、綾人の幼馴染でデザイン会社に勤めてた」
「わ、わたしは、秋川楓、18でした都内の大学に通っていました」
「あのレストランで側の席にいた親子だよね?」
「そうです、両親はどこに居るんでしょうか?」
「生きているんでしょうか」
「僕の能力の地図では検索できる範囲にはいない」
「もう少しレベルが上がるか、移動して探すかするしかない」
「ステータスは見れるよね?少しこの辺でレベル上げをしてから動きたい」
「少し両親のことは辛抱してもらえるかな」
「少しこの世界になじんだら君の両親を最優先に探そう」
「神様は転移者は死ににくくしているって言ってたから」
「神様と色々話したんですか?」
「ああ、この世界が昔やっていたゲームの世界らしい」
「神様がこっちの世界に来ても困らないようにあっちの世界でゲームを作っていたらしい」
「なぜ?そんなことを神様が」
「それはわからないけど、魔王を倒すのに勇者が必要らしい」
「こっちの世界に来るときにレアスキル貰ったよね?」
「はい、えっと回復量増大、耐性強化、悪意検知です」
「普通のスキルは?」
「私は弓術、裁縫、応急処置、基礎魔法です」
「そうか、そういえば沙夜子は普通のスキルは?」
「調理、製図、基礎魔法でレベルアップしたときに棒術」
「僕のスキルは、ちょっと特殊でねおいおい話すよ」




