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四人で食堂にお茶を飲みに来た
「すいません、紅茶を四人分いただけますか?」
沙夜子が
「何か甘い物があれば一緒にください」
「乾燥させたイチジクがあるからそれを出しますね」
「ありがとうございます」
「銅貨四枚と銭貨五枚になります!」
「綾人、払ってね」
四人かけのテーブルに着き
「そうだ、綾人君わしに野太刀を一振り作ってくれぬか」
「野太刀ですか?」
「ピーター君が持っている物よりもう少し大振りの刀がほしい!」
「すぐには無理ですが、以前試作で作った太刀がありますがそれでよかったらすぐに渡せますよ」
「そうか、見せてくれるか」
「あとで、部屋にお持ちします」
「ありがとう、いかほどだ?」
「売る金額は決めていないのですが」
「物を見て決めよう」
「わかりました」
「おぬしらは明日から娘たち?のレベル上げをするのか?」
「いえ、明後日ぐらいからにしようと思っております」
「明日はギルドでクラン?の申請をして、簡単な依頼をこなそうと思っています」
「そうか、わしもついていこう」
「紅茶お持ちしました」
「ありがとう」
沙夜子たちが紅茶を一口含んで
「あぁ、久々にゆっくりお茶をしているね」
「そうですね、ここ何日か精神が削られることばかりでしたからね」
「どうしたのじゃ?」
「盗賊退治をしていて、初めて人に刃を向けてしまいました」
「そうか、娘にはきついことじゃの」
「一応、耐性のスキルは持っているのですがきつかったです」
「わしも、初めての時はきつかったぞ、だがか弱きものを何とも思わない盗賊などいなくなった方が良いからな」
「この世界は、命の価値が安すぎる!」
「だからこそ、私は綾人がもっとチートでみんなを幸せにしてもらうために支えていくって決めたの」
「前の世界では、ちょっと頼りなかったけど、こっちに来て見方が変わったの!」
「そうか、プロポーズを断っていたから好きではないのかと思っておったわ!わはは!」
「若いものは、熱いのう」
「勝太郎さんも今は若いですよ!」
「青春のやりなおしじゃわい!」
「言葉と容姿があっていないからちょっとおかしい」
「こっちの世界に来てよく言われるわ!」
少し談笑をしていったん自分の部屋にみんなは戻った
ピーターが僕の所によってきた
「少しいいですか?」
「いいよ」
「カツタロウ?さんですか?どうゆう関係ですか」
「同郷の人だね」
「あの人は相当強いですよね?」
「たぶん、レベルは僕のほうが上だけとたぶん互角に戦われると思う」
「綾人さんと互角ですか!」
「魔法を織り交ぜながら戦えば僕の方が強いと思うけど」
「接近戦ではかなり苦戦すると思う」
「仲間になってくれるんですか?」
「仲間になる、一緒に行動をするから鍛えてもらうといいよ!」
「はい!もっと一人前になって綾人さんをお守りします!」
「ありがと、助かるよ」
「そうだ、なんかいい依頼票はあった」
「ワークアントの間引きか通常依頼のゴブリン討伐がちょうどよいかと」
「明日どちらに聞くかみんなで決めようか」




