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僕とイダはしばらくこの場所で待つことにした
「イダは何か今後したいこととかないの?」
「今まで、生きることで精一杯だったから何も考えていないけど、最近は綾人さんのやることを支えていけたらと思ってる」
「そうか、ありがと助かるよ、ギアスがあるとはいえ強制はしたくないんだけどね」
「大丈夫ですよ、わたしも今は望んでそう思っていますから」
「それと、いつわたしもエンアのようにお情けをもらえるのか待っているんですけど」
「えっ!なにを!」
「知ってますよ、強い男は女性を何人も囲うのが当たり前ですよ!」
「綾人さんのいたところでは違うかもしれませんが」
「そのうちの願いしますね」
しばらく気まずい思いをしながら待っていると先に騎士団が付いた
「おぬしかパパンの知り合いの探索者とは」
威厳のある騎士が声をかけてきた
「初めまして、探索者兼商人の綾人です、よろしくお願いいたします」
「わしは第三騎士団副団長のアバロン・カービングである」
「しばらくしたらパパン達もやってきますので今しばらくお待ちください」
「わかった、皆!一時休憩にする!」
「はっ!」
二十人ほどの騎士たちは素早く休憩の準備をしていた
三十分くらいして仲間たちがやってきた
「おお!ほんとにパパンではないか!」
「生きて会えると思っておりませんでした!」
「盗賊に襲われたそうだが無事なようだな!」
「綾人殿に助けていただいて一生を得ました」
「そうです!数人ですが綾人殿が盗賊をとらえております!」
盗賊を檻車ごと引き渡した
アバロンが
「そういえば先ほどパパンに聞いたのだが、ガロンを討伐したそうだな!」
「奴は百人ほどの盗賊たちを率いていて厄介な盗賊団なのだが信じられん!」
「死体とギルド証を保管しています」
「見せてもらえるか!」
「はい」
板を敷いてその上にガロンの死体を出す
「おお!ほんとにガロンだ!」
「だがほかにも盗賊たちがいただろ!そいつらはどうした」
「盗賊砦に閉じ込めてきました」
「閉じ込めた?」
そこでパパンが
「そこまで私の使用人を付けて案内したほうが早いのでは」
「そうですね」
「わかった、それではサイハーン隊長!二人ほど連れて確認に行ってこい!」
「はっ!では行ってまいります」
パパンが
「それではここで本日は野営をしますか?」
「そうでね、そうしますか」
「では我らもそうしよう!」
「野営の準備をしろ!」
僕たちも野営の準備をし始めた
いつものように土魔法で簡単な建物を作成していると
アバロンが声をかけてきた
「おぬし、何者だ!そんな高度な土魔法を使うなんて!」
「騎士団の方々の建物も作りましょうか?」
「お、おおう!」
騎士団の騎士たちは驚きながらも自分たちに与えられた作業をこなしていた




