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次の日の朝、一人剣の鍛錬をして、盗賊砦の様子をみに来た


砦の塀の上に立ち

「こいつらをどうしたものかな?」

すると一人盗賊が声をかけてくる

「おい!お前俺たちをどうするつもりだ!」

「ぶっちゃけて、何も考えていない!」

「最低でも三、四日はこのままだな!」

「飯も食わないで飢えてしまうじゃないか!」

「お前らはそれだけの事をしているだろ!捕えた者たちが助けを求めたときどうした?」


「・・・・」

「なにも言えないだろ!」

「何日かあれば抜け出せる奴は出てくるかもしれないがな」


そのあと近くにいるゴブリンを数十匹捕獲し砦の堀の中に放り込んでおいた

共食いをしない程度に食料を入れておいた


少し砦を眺めているとパパンが話しかけてきた

「堀にゴブリンですかこれだけで大丈夫ですか?」

「わからない、奴ら全員を連れて行くには無理がある」

「そうですね、ほんとであれば、皆殺しにしたいところですが私たちがそれをあなた方に強いることはできないですね」


「そうだ、朝食が出来たそうですよ、行きましょうか」

「ありがと、呼びに来てくれたんですね」


朝食には、全員がそろっていた

娘たちもいるがちょっとおどおどしている

「ごめん待たせてしまったね」

「それじゃあ、いただきます!」


うちの仲間が沙夜子、楓、ピーター、ソフィア、イダ、エンア、アンネ、ニール九人

ララたち五人、パパンたち十人

二十四人と捕えた盗賊六人

盗賊たちは檻車に入れピーターとソフィアが御者

馬車二台にララたちの乗ったほうに楓とエンア、もう一台にパパンと使用人三人

荷馬車はパパンの使用人とニール

後残りは馬に騎乗してバンロートルを目指した

地図で見る限り街道沿いには盗賊らしき姿はないので安心して進める


しばらく進んでいると<地図>の端に数人の集団が街道をこちらに進んでくるのが確認できた

二時間ほどで遭遇するので一回休憩することにした

「みんな!一回休憩するよー!」

「「はーい!」」


三十分ほど休憩をしてまた街道を進み始めた

「イダ!一緒に来てくれ!街道の先に進んで、こちらに向かってくる集団と接触する!」

「はい!」


二人で街道を速足で先行してこちらに来る集団が目視できるくらいまで進んだ


向こうからも一人速足で向かってきた

相手が先に声をかけてきた

「止まれ!お前たちは何者だ!」

騎士風の男が声をかけてきた

馬をいったん止め

「探索者兼商人の綾人と言うものです!」

「私は、伯爵第三騎士団のものだ!」

僕たちは下馬する

「二人で何をしている?」

「バンロートルに向かう途中でキャラバンから先行してやってきました」

「キャラバンかほかには誰かいるのか?」

「商人のパパンさんはご存知でしょうか?」

「知っているが、昨日バンロートルを出たばかりだぞ」

「はい、盗賊に襲われている所を助けました」

「盗賊に襲われた!」

「大丈夫なのか!」

「はい、詳しい話はみんなと合流してからでもよろしいでしょうか」

「わかった!それではいったん私も本体に戻る!」


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