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地下に残してきた娘たちも地上に出てもらい
ちょっとした建物を建て商人と話をすることにした
「改めて助けていただきありがとうございます、材木商のパパンと申します」
「先ほども挨拶しましたが、探索者兼商人の綾人です」
「今回、魔法鞄も取り戻してもらってほんとにありがとうございます」
「あと数日もつかまっていたら、死んでいたかもしれない状況から救っていただきどうやって恩を介したらよいのか」
「それは、あまり考えずに助かってラッキーぐらいに思っていただいたて結構ですよ」
「ラッキーの意味は解りませんが、何か私にできることはありますでしょうか?」
「パパンさんはどちらに向かう予定だったのでしょうか?」
「ダンダンブ村に行く予定でしたが一回、伯都に戻ろうかと思っております」
「どのくらい材木はほしいのでしょうか?」
「え?お持ちなのですか?」
「いくらかは持っております」
「ほ、ほんとですか!」
「出来れば今回は百本ほど取引をできればと思っておりました」
「ただ、今回つかまったおかげで半分以上お金が無くなってしまって」
「それでは五十本お譲りしましょう」
「では金貨五枚と銀貨二枚でよろしいでしょうか?」
「金貨四枚でいいですよ」
「良いのですか!それでは儲けがないのでは!」
「大丈夫ですよ、それに伯都に戻るにしてもお金はかかるでしょ?」
「ありがとうございます」
「とりあえず、今日はゆっくり休んでください」
「それではおことばに甘えさせてもらいます」
最後にパパンさんの魔法鞄に材木を移し、楓たちの居るところにやってきた
「娘たちの様子はどう?」
「お話はもうよいのですか?大分落ち着いてきてますよ」
「ララさんがお話ししたいそうです」
「ララ?」
「あっ、娘さんたちのまとめ役みたいな人です」
「そう、わかった、行くよりもここに来てもらった方がいいよね」
「そうですね、まだ男性を怖がっている子が居るので」
エンアが声をかけてきた
「わたしが呼んできます」
しばらくするとエンアがララを連れてやってきた
「どうも、ちゃんと話をするのは初めてですよね」
「探索者兼商人の綾人です、体調のほうはどうですか?」
「このたびは、色々とありがとうございました、伯都にあるスラン商会の娘のララと申します」
「ただ父が死んでしまったので商会はなくなってしまっているかもしれませんが」
「そうですか、他のみなさんはどんな境遇なのでしょうか?」
「大体は小さな村で、奴隷商に売られた娘たちです」
「おんなじキャラバンで移動していた時に襲われて囚われてしまって・・・」
「つらいお話なら話さなくても良いですよ」
少し沈黙していたが
「いえ、わたしは大丈夫です」
「こうして生きていられているので、三日間で世界が一変しましたが、そのあとの今日まではあなた方に保護されて穏やかな日々が続いて・・・」
「わたしたちはこのあとどうなるのでしょうか?」
「それは貴方たち次第ですね、しばらくは僕たちが面倒見ます」
「ありがとうございます!」
「その後のことはバンロートルについて考えていきましょう」




