105
朝、まだ日が昇る前からみんなで出立の準備をしていた
「そろそろ行こうか!」
次郎が答える
「しばらくお別れですね、楓をよろしく」
「すいません、またわかればなれにしてしまって」
「大丈夫だよ、楓ももう大人だからな」
「それじゃあ、行こうか!出発!」
二頭引きの馬車で宿場町の拠点を後にした
御者席にピーター、ソフィア、イダ
馬車の中に沙夜子、楓、エンア、アンネ、ニール
僕は馬車のスピードに合わせて後ろをついていく
一時間ほどでリバルタン村に着いた
「村長に挨拶してくる」
ピーターが
「馬たちに水と餌をあげておきます」
「おはようございます」
「おはよう、そろそろ来る頃だと思っていたよ」
「少し休んだら出発します」
「気を付けてな」
皆のもとに戻った
「じゃあ行こうか」
北へ向けて走り出した
しばらく街道を進んでいると、ピーターが話しかけてきた
「なんだか肌寒くなってきましたね」
「そうだね、あと一刻ほど進むと盗賊らしき集団が居るところに差し掛かるからな」
「わかりました」
「だからそろそろ休憩しようか」
「わかりました、休憩によさそうなところがあったら止めますね」
馬車を止めるのによさそうな場所がありそこに馬車を止めた
「ドウドウド!」
沙夜子が
「一刻半も馬車に揺られると、体がこわばっているね!」
楓が答える
「そうですね、車ってやっぱりすごかったんですね」
「綾人!ボアの焼肉を出してくれる」
「わかった、テーブルなんかも出しておくね」
ダイニングセットを広場に出し昼食の準備をした
エンアとソフィアがあきれたようすで
「綾人さんが居ると、かたいジャキーを食べてる探索者がかわいそうになる」
「そう?魔法鞄を持っている探索者もいるでしょ?」
「いますけど、そんなの上位探索者ですから!」
昼食を食べ、少し休んで出発の準備をした
「それじゃあ、行くよ!ただ向こうから三人ぐらい近づいてきている!」
しばらく進むと、馬に乗ったその三人と遭遇した
「こんにちは!」
話しかけるとびっくりして
「こ、こんにちは」
その三人は通り過ぎると街道を外れて
進行方向に居る集団に向けて走っていった
すると向こうはあわただしく動き出した
二十人くらいいるかな
「やはり盗賊か、みんないつでも戦える準備をして!」
「沙夜子、楓、ソフィアはいつでも攻撃魔法の準備!」
「ニール!御者をピーターと変わってくれ!」
「ピーターは僕と一緒に馬車の前を歩く、イダはいつでも矢を射れるよう準備!」
「エンア、アンネは馬車の中で待機」
僕はやれるかな?やらないとみんなが危険にさらされるし、こいつらは人々を苦しめている奴だ
「行くぞ!」
「はい!」




