99
橋から運河から流れ落ちる水を眺めていた
なんでこの辺りは水分が少ないんだろう、川原は広いから昔はもっと水量が多く流れていたんだろうな
落ち着いたら源流をたどってみようかな
やはり人が生きていくためには水が重要だ!水魔晶石が重要になってくるかな
またダンジョンで魔物討伐をしていかないと
部屋に戻ってきた
今ならいいものが作れそうだ!
「ここから一気に作り上げていきますか!」
まずは自分用の脇差
・魔鉄
<錬金術>
・脇差(魔鉄)(部品)
・革、布、紐、木材
<錬金術>
・脇差(魔鉄)(上級)作:アヤト
出来た!出来た!
・木材、漆、紐、鉄片
<錬金術>
・鞘(上級)、鍔
この感覚だな!行くぞ!
・魔鉄
<錬金術>
・太刀(魔鉄)(部品)
・革、布、紐、木材
<錬金術>
・太刀(魔鉄)(上級)作:
銘を入れないように思ってやると作者が登録されないな!
・木材、漆、紐、鉄片
<錬金術>
・鞘(上級)、鍔
よし!出来た!
果樹園側の広場に来た
太刀を腰の差し構え静かに抜き放ち鞘に納める
シュッ!カシャ! シュッ!カシャ! シュッ!カシャ!
次は魔力を通して
太刀を抜き放ち鞘に納める
ブォン!カシャ! ブォン!カシャ! ブォン!カシャ!
よし!ここからだな 正眼に構える
上段、左ずらし、逆袈裟、袈裟切り、左片手突き、引き戻し、横一文字
シュッ! サッ! ブォン! シュッ! ザッ! ブオォンン!
強敵を想定しながら一心不乱に太刀を振るい続けた
ハァハァ!ハァハァ!
最後に鞘に太刀を戻し魔力を流した
太刀が振動し始めた
鞘を少し引き上げ一気に抜刀する
シュッン!
青白く光った太刀を見つめる
「やっぱりいい太刀だな」
鞘に太刀を戻す
さっきからみんなに見られていたが気にせず太刀を振るった
いい汗をかいたな
沙夜子が
「綾人って剣術出来たの?」
「いや、体が勝手に動くんだよ!昔よく時代劇見ていたのがよかったのかな?」
「ただ、今はやろうとすることが頭に浮かんで、体現できるんだよ」
「最後のほうはなんだか舞っているように見えたよ!」
「ありがとう、ちょっと恥ずかしいかな」
「お風呂沸かしてあるよ、入ってきたら」
「行ってくるよ!」
「おれ背中流します!」
ニールが後についてきた
お風呂場でニールが背中を流しながら
「おれにもあんな風に剣を扱えるようになるでしょうか?」
「あんな風なりたいです!強くなりたいです!」
「覚悟はある?」
「はい!自分たちがいた村のようになりたくないので!綾人さんのように、みんなを幸せにするために強くなりたいんです!」
「わかった!それじゃあそのつもりで鍛えていこう」
「ありがとうございます!」




