表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/19

14.「詭計」

彼は既にイカゴに戻り、2時間の張り込みを行っていた。月が屹立した空の頂を拝もうとするその時刻。普段から規則正しい生活を送っている彼には、そう例のない試練であった。とろんと垂れるそうな目と付き合いながら、意識だけははっきりと。先のような失敗は繰り返さない。人形に、囮としてソランを象った映像を彼女の元居た位置に映し出させた。広場中心の木を点対称として、双方は待機している。

果たしてその少年がやって来たことを、人形の目がとらえた。彼は広場へ顔を出さない。こちらを警戒しているのか、気配を探っているようである。彼がその場へ近づこうが、そのまま踵を返そうが、関係のない話である。一度そこに現れてさえしまえば、彼か人形のどちらかが黒の少年にマーキングをつけ、追跡をすることが可能であった。

―来た。ユハの予想通りに、その少年は木の元へと近づいて行った。月のスポットライトに包まれた落とし穴。それを上から覗く2つの白い影


次3/19

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ