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5. ハヤリと作品の耐久性
失敗したな、と思ったことがあった。
それから気を付けるようにしている。
これは一例だけど、昨今の電子機器の進歩は凄まじく、五年くらいでモデルがガラッと変わったりしちゃう。何て未来を予見できるわけもなく、オハナシ内に携帯電話を小道具としていくらか使ったことでやらかした。
あの時は二つ折りだったのだよ。
それが今やスマホ。
扱う時、動作の描写がぜんぜん違う。
あの描写いらない。
し、今となってはちょっと恥ずかしい。
だからして「電話をかける」だけに書き換えたことがある。
流行り言葉やカルチャー全般が相当すると思うのだけど、
当時はみんなが認知しているからといって出してしまったものの後が続かない、
ヘタをすれば通じないモノがある、ということ。
そんなに長い間どうこうするつもりはない、と言われてしまえばオシマイだけど、残しておきたい人にはぜひとも、いつ読んでもどうにか耐えうるようお気を付けいただければと思うわけであります。
今さらだったらごめんなさいね。