name
生きて欲しい。
だから、わたしは君たちに名前をつけることにする。
それは君たちのこれからの人生に大きく関わるだろう。だけど、それは世界にたった一つしかない人生と命と同じ、たとえ同姓同名であっても、それは世界にたった一つしかない名前なのだ。
だからどうか怨まないで欲しい。生きて欲しい。
だからわたしは、君たちに人生を与えることにする。
使命を与えることにする。
たとえ許されない恋愛だったとしても。
たとえ虚しい現実を経験させられたとしても。
たとえそこに出てきた無意味な人物に物語を邪魔されても。
たとえ独りで夢幻な世界の中で思考を問われても、悩んだりしても。
たとえそれが胸の苦しさが現実で、呪いで殺されたかのように思わされたりしても。
君たちは、生きている。
わたしはただ君たちの代弁をしているだけ。
無理強いさせて、口にさせたり、行動に起こさせてたりしてないよ。
君たちが生きたいのなら、わたしは世界の地図を広げよう。さぁ、好きなように歩きたまえ。
~~この小説たちの登場人物たちよ。






