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沈黙は金 雄弁はプラチナ  作者: 中田あえみ
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キャリアプラン 2

リッキーはまだアラン室長たちとミーティングだとかで、残業決定のマギーは一人で会社のPCを叩いていた。

会社にどれだけ貢献できるか?

秘書としての答えは決まっている。秘書は、上司のサポートだ。上司の貢献は、秘書の真摯なサポートの上に作られる。

前社長の販売レポートだって、きちんと期限に間に合うように他部署と連携しつつ、数字を入れていた。ただ、前社長は現場重視とかで、視察が多かった。社内にいないため、マギーもリッキーも自由を満喫していたのは事実だ。


トモミ現社長は、基本何でも自分でやる人だった。

スケジュール管理も自分でやっている。リマインダーもいらない。月1のレポートは経営陣ミーティングに使うので、丁寧に作成し、マギーのコメントも入れたが、あまり手がかからない。


アラン前管理部門長は、経費の請求書がたまにぐちゃぐちゃになったりはするが、性格が明るいし、他人のミスには寛容なので、これまた扱いが楽だった。


人間、楽な職場、楽なポジションに慣れてしまうと、なかなか変化には耐えられないものである。

しかもこれからは残業続きでミーティングにも駆り出されるのかと思うと、マギーは暗くなった。

職があればいいとハイランドから出てきて、もう実家に帰っても両親に挨拶する程度。地元に基盤は一切ない。

お給料がもらえればいいと、転職活動をしてきたので、手っ取り早い秘書になっていたというのが本音だ。アシスタントは、どの業界でも、どの会社でも必要とされる。マニュー国は、求職に年齢制限を設けられないから、40過ぎても転職は出来た。


別にサポートが楽しかったという訳ではなく、慣れている作業、というのもある。常に上司がいるので、直接責任を負わなくていいし。


マギーの心の中で、また何か引っかかったような気がした。

キャリアプランとは何か?

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