3話
ホントすんません!!次こそはバトルです!
誤字脱字ありましたら言ってください!
翌朝、俺は走っていた。どこを?通学路を。なぜ?遅刻しそうになってるから。どうして?そんなもん
「布団の誘惑に負けたからに決まってるだろうがー!」
おっと思わず叫んでしまった。周りに人影は...なし。ふぅ~危ないもし聞かれてたら恥ずかしいからな。
「なに1人で叫んでるんだい?」
聞かれてた!?おそるおそる振り返ってみるとそこには中学生だと思われる少年がいた。身長160㎝くらいでどこかの制服を着ている。
「...聞いてたの?」
「あんな大声でさけんだら誰にでも聞こえますよ?」
「でも周りを見たときは君どころか誰ひとりいなかったはずだけど」
「認識できなかったのでは?」
認識できない?そんな事あるの?
「...私は影が薄いですからね気付かなかったんでしょう。それより急がなくていいんですか?」
「え?あぁ!そうだった!それじゃあなお前もちゃんと学校行けよ!」
「えぇ、もちろん行きますよ」
にしても喋り方がずいぶん大人びてるな。と、いけないいけない急いで学校行かないとまた遅刻になる。
「2日連続遅刻とは...高校生になった自覚はあるのか?1年の中で遅刻者は今のところお前だけだ羽織」
「こ、児島先生、これには事情があってですね...」
怖い!怖いよ!顔が般若みたいになってるよ!そんなに自分のクラスから遅刻者をだすのが嫌なのだろうか。
「ほぅ...言ってみろ」
良かった話は聞いてくれるみたいだ。
「あのですね、学校に来る途中に中学生と会ってですねその子に呼び止められて遅刻しました。」
「中学生に遅刻の罪をなすりつけるとは...ちょっと指導室でお茶でも飲むか?」
「え、遠慮しときます!」
「遠慮しなくていいぞ?授業担当の先生方には俺から言っといてやるから」
先生方!?1時間じゃ済まないってこと!?
「ほんと結構で...ちょ...たすけ」
英太、美月、ごめん。あの作戦は昼からになりそうです。
「今度そんな言い訳したらこんなんじゃ済まんからな」
「はい。失礼しました」
やっと終わったー...まさか本当にお昼まで説教されるとはしかも途中から娘さんの自慢になってたしつかあの人結婚してたのかよ...
「あの、えっとそこの貴方」
なんか腑に落ちないなぁ~あの体格と顔でなぁ~あ、もしかしたら筋肉フェチなのか?それならありえる...
「ちょ、ちょっと貴方に言ってるのよ!」
にしても、英太はともかく美月にどうやって謝ろう?食堂のデザートで勘弁してくんないかなー。
「あぁもう!」
う~んどうしよぐはっ!なんだいきなり背中をいきなり殴られたぞ!?
「誰だ!って女の子?」
黒髪ロングでストレートしかも清楚...あと、すごいかわいい
「やっと気づきましたね。さっきからずっと話かけていたんですよ」
「ご、ごめんでも別に殴らなくても...」
「わ、私は殴ってません!」
いや、絶対嘘じゃん。後ろにいたじゃん。
「それより、朝教室で遅刻の言い訳をしてましたよね中学生がどうとか」
同じクラスの子か...て、そういえば俺ってクラスの皆の顔と名前ほとんど知らなくね?
「このままいくとぼっちになるんじゃないか俺?」
「え?」
「いやなんでもない。遅刻の話?あれ別に嘘でも言い訳でもなくホントのことなんだけど」
「やっぱり...その中学生ってどんな子だった?」
「どんな子っていわれても...そういえば喋り方が大人びてたかな」
「...ありがとう。それじゃ」
「え?ちょっと!なんだったんだ一体...あ、名前くらい聞いとけば良かったな」
同じクラスだからまた話す機会くらいあるよな
「ちょっと~遅刻しないって言ったじゃん!しかもちゃっかり自分だけ作戦実行してるし!」
「ごめん俺も遅刻する気はなかったんだけど。って、ん?作戦?あの?実行なんてしてないよ」
「じゃあなんでさっきまで一緒にいたの?」
「さっきまで一緒...もしかしてあの子が?」
「え~知らなかったの?そうだよあの子が島原ちずるどう?かわいいでしょ?」
「うんすごいかわ...じゃなくてだな」
俺はなにを言おうとしてるんだ。落ち着こう
「顔赤くしちゃって~」
「そ、そういえば英太は?」
「あ~赤城は「よっしゃ!昼からは実技強化だ!暴れるぞ~」って言ってどっかいっちゃった」
どんだけ楽しみなんだよ...
「そっかじゃあ俺もジャージに着替えてくるわ」
「え?昼ご飯は~?」
「そこまでお腹へってないしいいや。それじゃまたあとで」
そうして俺は更衣室に向か...わずトイレの個室に入った。
「実技強化って言うくらいだから当然、能力は使うよな...」
どうやって誤魔化そうか...もし俺に能力色が|無いとばれたら...それだは絶対に阻止しないと。でも英太の言う通り、能力色はあるはずなんだよ(自分自身見たことないけど)だってなければここにいないはずだし...。いっそのことサボろうかな
「ふぅ~もう少しで漏れるとこだったぜ」
「そんなになるまで我慢するなよ」
ん?誰か入ってきたな
「いや~にしても初めての実技強化だったから緊張してたけど案外拍子抜けだったな」
「まさか基礎体力の向上だけで終わるとはね」
「ほんと緊張してそんしたぜ~っと、悪いなわざわざついてきてもっらて」
「ホントだよ。トイレの場所くらい覚えといててくれ」
「ごめんって」
......いいこと聞いちゃったー今日は基礎体力の訓練だけ。つまりは能力は使わない!
「ってことは授業にでれる!」
さすがに担任の授業に一発目からでないのは気がひけたしな~そうと決まればジャージに着替えないと。
――――――――第二グラウンド―――――――
「遅かったな透なにやってたんだよ」
「今まで指導室で説教受けてたんだ。それより、今日の実技強化の授業は基礎体力の向上ならしいよ」
「マジかよ!?楽しみにしてたのに!」
「ま、仕方ない。ほら先生きたぞ」
さて、筋肉痛覚悟で頑張りますか!
「集まれー授業を始めるぞー女子も早く集まれ―...よし、皆あつまったな。今日は最初の授業だからどのクラスも基礎体力の向上をやってたんだが...」
だが?だがってなに?もしかして
「違うことをやることになった。というのも今回だけ特別にこのクラスだけ、学園長が直々《じきじき》に担当することになった。」
なに~!話が違う!
「ちょ、ちょっと待って下さい!なんでこのクラスだけ特別なんですか!?」
「それはだな羽織いろいろ事情があってだな」
「そんな俺達のクラスだけ特別扱いしたら他のクラスから良く思われないと思います!」
「.........」
よし、まだチャンスはある!このまま正論でたたみこめばまだ!
「なんでだよ?俺達のクラスだけ基礎体力向上の訓練を受けなくてよくなるかもしれないんだぜ?それともなんだ?透は基礎体力訓練のほうがいいのか?ドMか」
「ドMじゃないわ!俺はただ正論をだな...」
「私から児島先生にお願いしたんですよ。一年生の実力が知りたいからどこかのクラスを一回だけ担当させて欲しいと」
え?...
「あ、朝の中学生!?なんでここに!?」
「見た目で判断してはだめですよ?こう見えても貴方よりも何倍も歳よりです。」
「あんたのせいで俺はさっきまで指導室で...!」
「そうカッカしないで下さい。そもそもギリギリに家をでた貴方が悪いです」
「う、それを言われると...」
「ゴホン!学園長そろそろ本題を」
「あぁ、そうですね。とりあえず納得してくれましたか羽織君?」
「はい...」
「では授業に入りましょう。今から私と闘ってもらいます」
ざわざわ...ざわざわ...
嘘だろあの学園長と?
学園長って確か特異色の持ち主だよね?
勝てるわけないわ!
「闘うと言ったら語弊がありますねちょっとしたゲームですよ。私に攻撃を与えれたら君たちの勝ち、できなかったら私の勝ち。かんたんでしょう?」
「質問があるだが」
「なんです?赤城君」
「攻撃を当てればいいって言ってるけど倒す気でいってもいいんだな?」
「もちろんです。逆にそれくらいする気で来ないと触れることすらできないですよ」
「あ、あの!僕からも質問が...」
「えぇどうぞ草薙君」
「攻撃方法はなんでもありなんですか?あと、どの程度の威力からが攻撃にはいるんですか?」
「いい質問ですね攻撃方法はなんでもありです。威力に関しては児島先生が審判と兼任でやってもらいます。他に質問は?」
.............
「なさそうですね。では開始は5分後制限時間は2時間!それまでは各自準備してください。」
皆おのおの準備を始める。
「燃えてきた~!楽しくなりそうだな透!」
「........」
「透?」
最悪の展開だわ~...