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2話

能力バトルは次からになっちゃいました...

ホントは今回する予定だったんですが

誤字脱字、感想などありましたらガンガンいって下さい!!

「俺に能力色はありません。」

言ったー言っちゃったよ。ほら見ろみんな表情がポカーンとしてるよ。

「おいおい、嘘はいけないんじゃないか?」

「え?」

「この学園に入学できる最低条件は能力色が発現していることだ。いくら自分の能力色を隠したいからってその嘘はバレバレだぞ?」

と、隣のスポーツマン風の男子が苦笑いしながら話しかけてきた。短く切り揃えられた黒髪、少し野性味のある顔、身長も俺より少し高いくらいだから175㎝くらい...うん、スポーツマンというよりボクサーみたいだな

「まぁどうしても隠したいなら無理には聞かないけどな。あ、もしかして特異色とくいしょくか?」

「特異色?なにそれ?」

「なんだ違うのか。つか特異色を知らないのか?特異色ってのは...っと先生がもの凄い顔でこっち見てる」

うわっホントだ。こっち超睨んでるよ...これ以上喋ってると問答無用で殺すって顔してるよ...。

「...全員自己紹介がすんだみたいだな。では今日はこれで終了、明日から通常授業だ。教科書等忘れずに持ってこいよ?実技強化の授業もあるからな。」

それだけ言うと児島先生は教室を出た。とたんに教室が騒がしくなる。

「で、さっきの話の続きなんだがその前に、俺の名前憶えてるか?」

「...西条照之だろ?ちゃんと憶えてるよ」

「一文字もあってねぇよ!?やっぱり憶えてなかったか」

「ごめん、実は考え事してて全然聞いてなかった」

「はぁ...俺の名前は赤城英太あかしろえいた能力色は赤だ。よろしく」

赤城英太か。うん?赤城?どっかで聞いたことあるな...ま、赤城なんて名前珍しくもないか?

「よろしく。俺の名前は」

「羽織透、だろ?1年間よろしくな。羽織」

「透でいいよ名字はあんまり好きじゃないんだ。女の子っぽいし...」

「ははっ、わっかたよ透。んじゃあ俺も英太でいいよ」

「あぁわかった」

「んで、話を戻そう。特異色とは簡単に言うと珍しい色のことだ」

「珍しい色?」

「うん。代表的なので言えば金とか銀とか黒だな。」

へぇ~確かにあまり...というよりまったく聞かない色だな。

「その珍しさゆえに特異色の持ち主は能力を隠したがるんだよ。まぁ、目立ちたがりは別だけど」

「でも珍しいってだけでそれ以外は普通の能力色と変わらないんでしょ?」

「いんや、それだけじゃないぜ。特異色にはあとひとつ、能力色と違う所があるらしい。その違う所は...」

「違う所は...?」

なんだろう能力色と違う所...なんかすごい気になってきた!

「もの凄く強いらしい。」

「は?」

「いや、だから、もの凄く強いんだって!どれぐらい強いんだろうなぁ~闘ってみたいな~!」

...訂正しよう英太はスポーツマンなんかじゃなく、ただの戦闘狂バーサーカーだった。

「なんだよ強いって?もっと具体的に教えてくれよ」

「詳しくは知らん!だって噂だし...」

「噂をあんな堂々とよく言えたなぁ!!」

なんだ噂かよ...そのての噂は信憑性しんぴょうせいが薄いしな~たぶん嘘だろ...

「そう、怒るなって...嘘かどうかは明日の実技強化の授業でわかるぜ」

「なんでだよ?」

「あ、そういえば聞いてなかったのか自己紹介。このクラスにその特異色の操色者がいるんだよ」

「まじで!?」

「お、おう...本当だ...名前は島原ちずる《しまばらちずる》黒色の持ち主だとよ」

うわぁそんな珍しい色の持ち主と同じクラスだなんて...英太が若干俺のテンションに引いてるが気にしない!どんな人なんだろう?自分のことで頭がいっぱいだったからな~。

「ちなみに学園長も特異色の持ち主...って聞いてないな...」

「その島原さんはどんな人なんだ?」

「なんだ?狙ってるのか?お前じゃ釣り合わないと俺は思うが...まぁ応援くらいはしてやるよ」

「そんなじゃないわ!ちょっとした好奇心で...ってニヤニヤするな!気持ち悪いぞ!!」

「気持ち悪いって言うなよ!」

そんな顔してるからだろ!

なんだ?俺がカッコいいからってひがんでるのか?

お前の顔なんて僻む価値なんてないわ!

なんだと!

と、俺達が言い争ってると

「話は全部盗み聞かせてもらったわ!」

声をかけられた。

「盗み聞くな(よ)!」

「一緒のことを同時に言うな(よ)!」

「............(睨みあい)」

「私のこと、放置しないでほしいな...」

あっ、そうだった声かけられたの忘れてた。

「ごめんねちょっと熱くなっちゃてて」

「あぁすまん」

「別にいいけど...それよりそこの君!名前は?」

「お、俺?羽織透だけど...」

「透!」

「いきなり呼び捨て!?」

「透は島原さんと仲良くなりたいのよね?私と同じね!なら同じ目的をもつ者同士、一緒に友達になりに行きましょう!」

ちょっとまてちょっとまてちょっとまて!!いきなり何言ってんのこの子!

「良かったじゃないか透。頼もしい仲間ができて」

「お前はちょっとだまってろ!!......で、いきなり何言い出すの?ていうか誰です?」

「自己紹介したのに憶えてないの?小見山美月こみやまみつき能力色は水色!身長は158㎝体重は内緒!チャームポイントは母さんから受け継いだ茶髪です!好きな髪形は見ての通りショートカットで好きな...」

「わかった!わかったから!よろしくな小見山さん。あ、こっちは赤城英太」

「よろしくな小見山」

止めなかったら永遠と喋ってたよ...絶対

「よろしく!あ、美月でいいよ。こっちも名前で呼ぶし」

「そうか、で話を戻すけどなんで透を誘ったんだ?小見山だったら1人でもいいんじゃないか?」

確かにそれは思う。美月ならコミュ力高そうだし1人でもいいはずだ。

「えっとそれは...ってそんなことより明日!!島原さんと仲良くなります作戦を行います!遅刻しないように!特に透!わかった?じゃあね!」

それだけ言うと美月は全速力で帰って行った。

「まるで嵐みたいだな」

「そうだね」

「俺達も帰るか」

「うん、じゃあな英太また明日」

「おう、またな透」

......今日は早めに寝るか。



学園長室

「失礼します。」

「どうかしましたか?児島先生」

「今日、内のクラスで自己紹介をしてですね少し気になる生徒がいまして」

「羽織透のことかい?」

「えぇ、能力色がないといったんですよ」

「いや、彼に能力色はありますよ。自覚してないだけです。そうですねぇ~...明日の実技強化の授業は私が担当しましょう。」

「学園長自らですか...!?」

「はい、そしたらたぶん自覚しますよ。自分の色が何色なのか」

「...わかりました。では失礼します」

児島先生が去った後

「羽織透。自分の色を知ったとき、どのような判断をするのか楽しみですよ。」


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