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第30話:三つ巴の激戦


皇居地下。 瘴気渦巻く空間に、激しい衝突音が響き渡る。 マラの咆哮。 管理局の放つ光線。 そして、俺の魔力。

三つ巴の戦いが始まった。 マラは巨大な触手を振り回し、管理局の影たちを薙ぎ払う。 影たちは素早い動きでそれをかわし、反撃の光線を放つ。 光線はマラの表皮を焦がすも、致命傷には至らない。

「レグナ様、マラの動きが速くなっています!」 ユウキが叫んだ。 彼の感知能力が、マラの変化を捉えている。 魔核の力が、マラをさらに強化しているのだ。

「聖なる光よ、邪悪を打ち払え!」 サラが聖なる力を放つ。 純粋な光が、マラの瘴気を引き裂く。 マラは苦悶の声を上げ、触手を振り回し、光を弾き飛ばした。

俺はマラへと突進する。 漆黒の魔力を拳に集中させる。 マラの巨大な体に、渾身の一撃を叩き込んだ。 ドォン!と、空間が震える。

マラの表皮に、亀裂が走る。 だが、すぐに再生していく。 底なしの再生能力。 魔核の力が、それを可能にしている。

管理局の影たちが、俺へと狙いを定めた。 彼らの装置から、複数の光線が放たれる。 俺は魔力で障壁を作り、それを防ぐ。 光線は障壁に弾かれ、周囲の岩壁を破壊した。

「貴様ら、邪魔だ」 俺は言い放った。 管理局の影たちは、無言で再び攻撃を仕掛けてくる。 彼らは、俺の力を解析し、有効な攻撃手段を探っているようだ。

高橋が、彼らの動きを注意深く観察している。 彼の目は、彼らの装備や戦術の細部を見逃さない。 「彼らの光線は、特定の周波数でマラの再生能力を阻害できる可能性がある」 高橋が呟いた。

「だが、それはマラの体力を消耗させるだけだ」 彼は続けた。 「根本的な解決にはならない」 彼の分析は的確だ。

俺はマラと管理局の双方を相手にする。 マラの猛攻をかわし、管理局の光線を弾く。 俺の魔力は、この空間を支配する。 愚かな人間どもと、異界の魔物。

どちらも俺の敵だ。 俺がこの世界を支配する上で、排除すべき存在。 俺は魔力をさらに高める。 漆黒のオーラが、俺の体を包み込む。

「レグナ様、管理局の動きに規則性があります!」 ユウキが叫んだ。 彼の感知能力が、管理局の戦術を見抜いている。 「彼らは、マラの攻撃に合わせて、連携して動いています」

高橋が頷いた。 「やはり、彼らはマラの力を利用しようとしている」 「マラが消耗すれば、彼らが魔核を奪う隙が生まれる」 彼らの狙いは、魔核だ。

サラが再び聖なる光を放つ。 今度は、マラの再生能力を狙って、集中的に光を浴びせる。 マラの再生が、わずかに遅れる。 その隙を、管理局の影たちが突く。

彼らはマラの亀裂に、特殊な弾丸を撃ち込む。 弾丸はマラの体内で爆発し、内部から破壊を試みる。 マラは激しくのたうち回り、苦悶の声を上げた。 だが、それでも再生は止まらない。

「高橋、彼らの弱点は?」 俺は尋ねた。 高橋は、冷静に答える。 「彼らの装備は、強力な魔力に長時間晒されると、機能不全を起こす可能性がある」

「特に、背中の装置が彼らの生命線だ」 高橋は続けた。 「あれは、異界の瘴気から身を守り、力を増幅させるためのもの」 弱点が見えた。

俺は管理局の影たちへと狙いを定めた。 魔力を集中させ、漆黒の雷を放つ。 雷は影たちを襲い、彼らの背中の装置に直撃した。 パチパチと、火花が散る。

影たちの動きが鈍る。 彼らの障壁が、わずかに揺らぐ。 「やはり、効果がある!」 サラが叫んだ。

ユウキも、その変化を感じ取っている。 「彼らの魔力が、弱まっています!」 俺は追撃する。 再び漆黒の雷を放ち、影たちを追い詰める。

マラが、管理局の影たちへと怒りの触手を伸ばす。 彼らの攻撃が、マラを刺激したのだ。 マラは、もはや管理局の影たちを狙う。 三つ巴の戦いは、混沌を極める。

俺はマラと管理局の影たちの間で、自在に動き回る。 マラの攻撃をかわし、管理局の光線を弾き、そして反撃する。 俺の魔力は、この空間で無尽蔵に湧き上がる。 魔王の力。

高橋は、俺の戦いを見守りながら、新たな情報を分析している。 彼の知識が、俺たちの戦いを有利に進める。 「彼らの装備は、一度機能不全を起こすと、再起動に時間がかかる」 高橋が言った。

「その隙を突くんだ!」 俺は叫んだ。 マラの触手が、管理局の影たちを次々と捕らえていく。 影たちは、再生するマラの力に抗いきれない。

彼らの装置が、次々と爆発する。 漆黒の戦闘服が、破れ、焦げ付く。 管理局の影たちが、次々と倒れていく。 彼らは、マラの猛攻と俺の魔力に挟まれ、壊滅状態に陥った。

「これで、邪魔者は消えたな」 俺は呟いた。 マラは、残った管理局の影たちを貪り食っている。 その姿は、まるで飢えた獣だ。

だが、これで終わりではない。 残るはマラ。 そして、その奥に輝く魔核。 俺の支配への道のりは、まだ続く。

サラとユウキが、俺の隣に立つ。 彼らの顔には、疲労の色が見える。 だが、その目には、強い意志が宿っている。 俺たちは、共にこの戦いを乗り越える。

マラが、再び俺たちへと向き直る。 その目は、憎悪に燃えている。 管理局の影たちを排除したことで、マラの怒りが俺たちへと集中したのだ。 最終決戦の時が来た。



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