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撃沈した中間テスト

高校に入って初めての中間テストで撃沈した様子をどうぞ。

「この前のテストどうだった?」

「見ますか?卒倒しますよ。」

「そんなに酷い点数だったのね。」

それでは順番に。国語40点。数学2点。理科20点。社会45点。英語10点。

うん。数学どした?なにがあった?逆になんで2点取れたかって?それは私が天才だから(なわけない)

「酷いな〜、なにがあった?」

「なにがあったんでしょうね。」

流れる気まずい沈黙。

相手は教師だ。私は元生徒だ。こんな点数取られたら先生も困るよね。私も困るよ。なんで高校入れたんだろうって思うよ。おかしいよ。

「早瀬、すぐに期末来るよ。私も問題作り始めてるよ。」

「orz」

「なんでそんな言葉知ってるの。」

「ネット見てるから。」

ネットが友達だけどネットでも根暗陰キャ。友達に勉強教えてもらうとかありえない世界だし。学校の先生とも話してないし。私はどうせ底辺ですよ。はいはい。死んじゃえばいいんだ!

「私も勉強は嫌いだから人のこと言えないけど。国語と社会はまぁ、いいとして。数学は私も教えられない。分からない。英語も分からない。」

先生、分からないばっか言ってるよ。逆になにが分かるんだ。保体か。そうか。先生が分からないんだから分からないままでいいか!(よくない)

「そんな早瀬には!なんと!」

「なんと?」

「私の家の片付け手伝ってもらいます。」

「え?」

いや塾にでも行かされるのかと思ったらなんで先生の家の片付け。ん?先生の家?なにそれ合法的に先生の家知れるってこと?神じゃん。そうだよ普通に先生と暮らしてたけど先生は先生の家あるんだよ。

「最近暑くなってきたしそろそろ衣替えしないとなーって。しばらく家帰ってないし空き巣にでも入られたら困るし。一緒に片付けをしよう。」

「勉強は?」

「勉強はその後で。」

勉強は後でいいらしい。今は先生の家に行けるということで頭がハッピー!ずっと行きたかったんだよね。知りたかったんだよね。中学の時一度だけ先生を夜道で見かけて、ついていこうと思ったけどお金持ってなくてついていけなかったんだ。ストーカーするところだったんだ。…私ヤバイ奴?

「冬服をカバンにまとめるところからよろしく。」

「いや私がやるんですか?」

「私は授業準備が。」

合法的に先生の服を触れます。最高。先生の服嗅いじゃおう。私が洗濯してるから柔軟剤は一緒だけど先生の匂いがする!幸せ!先生大好き!先生の服に抱きついても今ならバレない。畳んでる振りをしておけばいい。はー!だいすきだー!

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