日々のお詫び
日々のお詫びも兼ねて先生にお菓子作ります。クッキー作るよ、できるかはわからないけど。ビニール袋で作れるというレシピを見つけたのでやってみます。先生には本当に迷惑かけすぎてしまったのでね、とてもごめんなさい。未遂で終わったからよかったけど…死ぬなって何回言われただろう。先生が連絡先を書いてくれていたのも知らなかった。先生用意周到だね。先生に連絡が繋がらなくて先生の仕事場に電話が来てバタバタだったらしい、本当にごめんなさい。と思いながら作ったクッキーは案外美味しそうにできました。
「迷惑かけすぎたのでお詫びです。」
「作ったの?すごいじゃん、ありがとう。」
忙しい先生にこれ以上迷惑をかけるわけにはいかない。心配させるわけにはいかない。だから頑張って生きるしかない。
「別に迷惑だとは思ってないよ。一人で抱え込まなくていいからね。それより美味しい。」
「優しすぎますね、綾音様は。」
先生は優しいがすぎる。本当に神様女神様仏様。
「叶はもっとちゃんと食べなよ。軽すぎる。」
ぽかぽかして座り込んで寝たから先生が家まで運んでくれたらしい、とてもごめんなさい。そんなに軽くないんだけどな。普通に重いと思うんだけど。小さい子でも私からしたら重いです、力がなさすぎて。
「食べるの疲れるし私は大丈夫です。」
「疲れるって大丈夫じゃないと思うんだけど。」
大丈夫、便利な言葉なので乱用するけど大丈夫です。食べなくても生きていける。3日くらいは大丈夫。流石に水は飲まないとだけど。
「ペットカメラ増やしたからね。」
「やっぱり増えてたんですか。」
増えてるなって気がしてたけどやっぱり増えていたらしい。カメラの台数は把握していないから増えたかな?ってくらいにしか思っていない。要は変なことするなということだ。監視されるのも案外いいよ、悪くはないと思っている。
「見るの大変じゃないです?」
「まぁ。いいじゃん。」
いいじゃん。なにがいいんだか分からないがいいじゃん!たまにカメラにレスあげてるんだけど先生気付いてるかな。アイドルじゃないんだからレスなんかしなくていいんだけども。先生にだけレスあげます。
「クッキー消えた。」
「食べるの早いですね。美味しかったならよかったです。」
これからしばらく先生には慰謝料の代わりといってはなんだけどお菓子作るか買うかします。ちゃんと健康的なご飯も作ります。先生にこれ以上迷惑かけないようにしないと。でも迷惑かけてるんだよな、ごめんね先生。
「うちで暮らすの慣れた?」
「慣れました。綾音様の家最高ですね、落ち着きます。」
先生の家が好きです一生住み着きたいくらい。安いスーパー探しもたまにしている、なんでも高いから安さを求めている。スーパーはしごもよくしているけど疲れる。仕方ないけど。先生とこれからも暮らせるように生きていこう、生きよう。




