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先生、恋人になりませんか?!  作者: 雨宮雨霧


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ツインテール

テストをやっつけた早瀬くん。ゴールデンウィークになってハッピーです。とはいってもまばらに学校があるんだよね、おかしいな。休みの日はとりあえずゆっくり先生を拝んでおこうかな。生きる源は先生だから。

「なんでずっと見てくるの。」

「かわいいから。」

ずっと見たら駄目ですか?駄目だと言われてもずっと見つめるけど。ネットより参考書より先生を見ているほうが幸せだしさ、目の保養になるしさ。眼福だしさ。ずっと見ていたいわけですよ。また段々日に焼けてきている先生がかわいすぎて胸が弾け飛びそうなくらいに好き。どうしようもないくらい好き過ぎる、どうにかなってしまいそうだ。ドン引きされてもいい、先生が好きです。大好きです。なにか問題でも?ないですよねそうですよね。

「ツインテールしてよ。」

「なんですか急に。」

ツインテールって可愛い子がやるから可愛いんだよ。私がそんな髪型にしたってなにも得しないし意味ないし恥ずかしいし何の需要もない。先生にとっては需要があるのか、不思議すぎる。

「これでいいですか。」

先生のお望みなら仕方がない、結んでみた。低めに結んだけどどうなんだろう、これで当っているのかな。

「かわいいからこれからツインテールで。」

「嫌です。」

かわいいと言われるのは嫌ではないが恥ずかしい。でもうれしい。でも先生のほうが圧倒的にかわいいからね。世界で一番だからね。あとそんなに写真を撮らないでくれ、適当に結んだしそんな撮るようなものじゃないし。楽しそうだからいいか、私も撮ればいいし。

「なんで急にツインテールなんですか?」

「見たことないなって思って。」

人生で一度もしたことないからね。先生が初めて私のヘンテコな髪型を見ました、なんかおめでとう。景品はありません。あとでお菓子でもあげよう。

「綾音様もしてください。」

「いや、結べないし。」

部分的には結べましたかわいい最高。嫌そうな顔しかしていない先生の写真を撮る。かわいいね、かわいいからこれからもしてね。絶対やらないことは知っているけどまたやってね。

「もういいでしょ。」

せっかく結んだのに取られてしまった。でもいい、たくさん撮れたから。また写真を印刷してアルバムに追加しておこう。ずっと先生を見られる幸せ、学校には流石に持っていかないけどスマホがあるし。どこでも先生を拝めます。度が過ぎている、かもしれない。でも好きだから仕方ない。もし見つかって没収されてもまた作るし永遠に作り続けるし。

「また結んでくださいね。」

「嫌だ。」

機嫌を悪くしてしまったようなのでまたお菓子をあげます。最近よくあげている気がするけどいいや、別に困らないし。

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