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先生、恋人になりませんか?!  作者: 雨宮雨霧


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名前呼び開始

先生と暮らし始めて3ヶ月ほど。

そろそろ先生呼びじゃなくて名前で呼んでもいいですかね。ダメかな。呼んだら呼んだで昇天するかも。早瀬くんは昇天しがち。

「早瀬ー、そろそろ先生呼びやめない?家くらい先生やめたいんだけど。」

「そうですね、なんて呼べばいいんですか。」

「…」

なんか先生の顔赤くなってるんだけど緊張してる?かわいいですね先生照れているんですか。

先生の名前は「今瀬綾音(いませあやね)」今瀬様?名前呼びは流石に馴れ馴れしいかな。あやちゃんとか。友達じゃないしな。うーん…

「今瀬様とか。」

「なんで様。なんか距離感。」

「名前呼びは嫌でしょう?」

「嫌だけど嫌じゃないけど。」

これは難しいぞ。なんて呼べばいいんだ。先生以外でどう呼べばいいんだ。

「そうだ先生、私のこと名前で呼んでください。」

「え、え?早瀬…いや、叶…」

名前呼びキター!うれしい死ねる。魂吹っ飛びそう。ニコニコ止まらないやばいうれしい。

「名前呼びでお願いします。いつでも幸せになれる。」

「え、うん。叶、ね。」

「先生のことなんて呼べばいいんですか。」

「…」

無言を貫こうとしないでください!勝手に決めちゃいますよ、いいんですか?覚悟はあるんですか?そうだ、綾音さんはどうだ?

「綾音様とか。」

「なんで様。」

「綾音さんとか。」

地味に頷いてくれた。綾音さんでいいらしい。やったー!名前呼びだ。これで恋人に一歩前進かな?先生呼びから綾音さんに進化しましたおめでとう。先生は様付け嫌なのかな。距離感を感じてくれるっていうことは〜そういうこと?(どういうこと)

「叶、お腹すいた。」

「えぇ。おやつにしますか?」

お菓子箱を開けて勝手に選んでもらう。ちょっと取り過ぎな気もするよ、先生。いや綾音さん。別にいいけど晩ごはんちゃんと食べてね。

「お菓子じゃなくて叶のご飯で。」

「まだ16時なんですけど。なにがいいです?」

「オムライス。」

先生と暮らし始めて知ったこと。先生はオムライスが好き。ハンバーグも好き。唐揚げも好き。子どもみたいでかわいい。それでは今日は大人のお子様ランチで。

「先生、ちょっと時間かかるんでお菓子食べていいですよ。」

「うん。」

先生と暮らし始めて知ったことパート2。先生は甘いお菓子が好き。でもポテチも好き。お菓子って美味しいよね。分かるよ。

ハンバーグを作るのは得意ではない。苦手だけど美味しく焼けるように頑張るぞ。焦がしたらごめんなさい。オムライスの卵もといておいて。レタスとトマト洗って…なにするんだっけ?

料理をしている最中、先生は基本テレビを見ている。飽きたらパソコンとにらめっこしていることが多い。暇してるんだろうな、ごめんね。

「綾音さんー、できました!」

「おー、すごいじゃん。豪華だね。」

「名前呼び記念日です。」

「なんじゃそりゃ。」

オムライスとハンバーグとサラダとスープ。あと白米。美味しそうに食べてくれる先生好きです大好きです。食べている姿を写真に撮りたい。でも撮らせてくれない。いつか撮らせてね。ご飯作るからさ。

あ、ハンバーグは無事に綺麗に焼けました。天才かもしれない。

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