設定集、登場人物紹介、用語集
設定集、登場人物紹介
登場人物・人名
主人公 エイコン・レイナード（14歳）
今作の主人公。
白髪に紅眼の14歳の心優しき男の子。出身地、北方の地トランヴァーグ。
能力は片手の黒い痣から黒剣や鎖を生成する。
また暗殺術、三術トゥルガーの使い手であり傭兵団カゲの団の新米兵である。
旅を続ける事で六年前失った親友を探している。
【趣味】機械整備、散歩、仲間と飲みに行く事
影の男（？？？歳）
主人公に与えられた呪い。主人公の剣と影の中に潜みこの世の行く末を見ている。存在理由は不明である。
シトラ（17歳）
今作のヒロイン。出身地不明
初めて主人公と会った時は記憶を失くしていた。自身の記憶を探る為、旅を続ける。
黒髪に漆黒の眼の端正な顔立ちの少女。性格はどこか掴み所がなく考えている事はよく分からない。少し天然でよく主人公を困らせる。
天賦の脚技の才能を持ち心淵術クォンター（心を読む力）を習得中である。主人公と会った時に才を買われ仲間になる。
【趣味】アクセサリー作り、コスプレ
ソラ（推定14歳）
行方不明の主人公の親友である。出身地グテリド大国。この地方では珍しい純粋な黒髪、黒眼である。
身体能力は一般人と同様で特別な力は有してない。
聡明で探究心があり主人公を正しい道へ導いて来た恩人である。
六年前主人公の故郷から突如消え、今は行方が知れず生死も不明。話の中核を担うがはたして主人公の目の前に姿を現すのか。
【趣味】エイコンと話すこと、読書
ロア（20歳）
小さな魔女の女の子。北方のガナハ出身。
独特な口調で気が強く、大胆な性格。
自身は紋手者で風の紋を使う。10歳で見た目の成長は止まっている。ロロア、ロロロアという二人の姉が居る。
班唯一の紋手者で主力の一人。
【趣味】精神統一、人間がやる事で紋手者に趣味など無い！
ジャック・ハンター（18歳）
主人公と初めてソドーで会った傭兵。傭兵団の同期で10代の青年。東の大国シャカの出身。
シャカの侍で物干し竿という太刀を使用する居合の達人。傭兵団ではシトラと同じ漠の隊に所属する。
兄貴肌の強い少しお節介なアニキ。
人情が厚く班のリーダーで皆から慕われている。
【趣味】刀の手入れ、習字、木像作り、甘味の試食
ヴァイン（15歳）
主人公に初めて出来た傭兵団の仲間。南の大陸ワルド帝国の貧民街出身。亜人に強烈な恨みを持っている。
剣の達人で主人公に剣術を指導する。班の中では前方における斬り込み役を投じ、切れ味抜群の大剣クレイモアを使用する。
性格は冷静で冷たさを感じるが壮絶な過去を乗り越えて来たのであまり人には干渉しない。仕事の中でエイコン達に徐々に心を開いていく。
【趣味】修行、体作り、本を読む、広場で唄を聞く
ジャイロ・ワーカー（15歳）
主人公に初めて出来た傭兵団の仲間。中央アークの貧民街出身。
性格は明るくて少しウザい。仲間の女性人からは嫌われている。エイコンと仲が良くそれでもたまに距離を置かれる。ヴァインと同様に暗い過去を持つが仲間にはそれをひけらかさないでいる。
武器は「霊樹」命の大木から取れるデッキブラシの形状をした樹棍である。
【趣味】人と絡む、掃除、走り回る
シャミ・カイラ（13歳）
亜人の少女。ウィトの一族。西の駐屯地ソドーの出身。主人公に初めて出来た傭兵団の仲間。亜人と人間の混血で珍しい容姿をしている。班の中では最年少。まだ子供なので皆んなの足を引っ張ることも多々ある。努力家で一生懸命な明るい女の子。夢はお花屋さん。
【趣味】エイコン達と遊ぶ、運動
コハク・ナッチ（14歳）
引っ込み思案な緑髪の女の子。西の駐屯地ソドーの出身。
主人公に初めて出来た傭兵団の仲間。自分に自信が無く仲間に頼りっぱなしだが実は三術の才を秘めている。
後方で投げナイフを扱う。
【趣味】動物を見る、ヴァインを眺める
ルダ・ルカイド（45歳）
カゲの団の総隊長。双頭の狼人間。亜人のウィトの一族。
毛並みは黒。二本の双剣を扱う。
非常に情が厚く、下の兵士からは信頼されている。
どんな相手にも非情になれる性格。
トキオ・イェデン（20歳）
カゲの団の団長。唯一の金等級の紋手者。西の駐屯地ソドーの出身。カゲの団始まって以来の天才であり、その実力を買われ若くしてカゲの団の団長となった。
増幅の紋を使いあらゆる場面に対処する。
実は捨て子であり、シドとは血縁関係にない。
シド・イェデン（80歳）
カゲの団の副団長。銀等級の紋手者。西の駐屯地ソドーの出身。団長トキオの父親で育ての親でもある。
豪快な性格で後方のヴィシャと共に前線を支える。戦場で傷を負ったことが一度も無く、誰も彼に近寄る事ができない。
反盤面の紋を扱う。
ヴィシャ・ファング・ロード（146歳）西の駐屯地ソドーの出身。冷静で信頼の厚い性格。シトラと同じ心淵術を扱う。シトラの御師匠。広域の紋を使う紋手者であらゆる場所で名が知れる達人。ソドーの街を120年近く守って来た英雄である。
ニセ・ハリコ（20歳）
カゲの団のギルドの女性たちのリーダーを務める。西の地のミザイレ出身。
能力はないが聡明で適切な判断ができる。戦争時にも多くの人命を救ってきた。
【趣味】生花
地名
・ソドー
西の駐屯地、最前線の大きな街でカゲの団の傭兵のベッドダウン。あらゆる交易にも長けている。
設定、用語集
・支配王
この世界の帝王。多くの仲間を引き連れて人々の命を奪って来た災害的存在。既に伝承の一部となっておりその存在は謎に包まれている。不死の亡者や王骸を生み出す事ができる。
・沈黙の王国
支配王が住むといわれている国。灰の深い地上の果てにあるとされる。だが場所については誰一人千年間知る者はなく、伝承の一部として語り継がれている。
・紋手者
支配王にある日生み出された改造人間。
両の手の刻印から固有の能力を発動する。人間に協力する者がいれば、殺戮する者もいる。脆弱な人間の事を道具としか思っておらず、協力するのも利害関係がないからである。
長命でその殆どが歳を取らない。そして生殖機能を失っている。
人間から突如何世代も渡って生まれる事がある。
・亜人
この世界に生息する人型の人獣。強い肉体と人間と同じ知力を持っている。
多くは獣であるウィトの一族と魔人であるオーガ族に分かれている。
南のワルド帝国はキング・ズオーによって統治されている。
なぜ生まれたかは不明だが支配王とは対立している。
・金等級、銀等級、銅等級
それぞれが紋手者に与えられる能力の等級。
名は血中に流れる金属の種類を表している。
金属によって光石を破壊する事ができる。金等級は全ての上位互換となっており世界に数人もその力を有してないとされる。
一般的には銀や銅が知られ、まれに銅から銀へ、銀から金へ等級は進化するとされている。
また光石は紋手者にとって猛毒だからである。
・亡者
支配王の灰を人間が吸い込む事で作り出される不死のゾンビ人間。旧バルケント王国に多く生息する。バルケントの多くの国民が亡者となった。
・王骸
支配王の飼う巨大生物。殺す事ができず、何千年と生きてきた存在。山のような大きさから殆どが災害と同じ捉えられている。多くの命を奪い、恐怖へと陥れた。
唯一シトラがその命を格納する事ができる。
・光石
発光する白い石。人間の住む中層に多く生成される。
普段は明かりとして使われたり、加工されて防具や武器としても使われる。支配生物に付いた光石は紅い光を放つ。
・原石
この世の生物に生成される非常に美しい命の石。光石とは同様に扱われるがこちらはおもに燃料として使われる事が多い。生物の原石は心臓と直結しており、壊す事で灰となる。
・地層
支配王の灰が降る地上の上層。
人間が僅かに住むことができる中層。
おもに光石が採掘される生活圏。
原生生物、不死の亡者が住む下層。灰の僅かな名残りがありそれを吸い込み人が死ぬ事はないが、そこでの生存率は2割程度といわれる。
元々は地上は一つであったが、支配王により何千メートルと沈み全てがバラバラに分かれてしまった。
・原生生物
人間の住む場所より下層に住む生物。様々な種類が存在し、普段は温厚だが支配王の灰を吸い込むことで非常に凶暴になる。人間の家畜となった原生生物もいる。
