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黒羊  作者: 七西 誠
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4 初めての朝

閲覧注意!!

BLです。昔youtubeであげていたストーリを文字にしてみました。


#溺愛 #執事



4 初めての朝


桜田邸・・・桜田の部屋続きにある部屋が、佐藤の部屋となった。

トイレやシャワーなども付いている。あとは、本棚と机とベッドがあるだけの簡素な部屋だが、中々に良い居心地である。


「・・・・サマ」   「・・・・様」   「桜田様・・・起きて下さい。」

「朝食の支度が出来ております。お仕事の準備をなさって下さい。」

「おはようございます。桜田様。」


「おはよう、佐藤。着替えたら行くよ。」


その声を聞きながら、佐藤はキッチンの方へと歩いて行った。


佐藤もキチンとしたスーツを着た状態で迎えてくれた。

「スケジュールの確認を致します。お食事を取られながら、お聞き下さい。」

「午前9時より、重役会議。内容商品開発

 午前11時半より、松井商事松井部長との会食

 午後16時より、新作商品の記者会見

 午後19時より、桜田様より時間を空けておくように言われておりましたので、そのように致しております。」


「佐藤・・・・口を挟んで悪いんだが、今何時だ?」


「後3分程で、9時になります。」・・・飄々とした表情だ。


「何故私は、ゆっくりと朝食を頂いているのだろうか・・・?」


「朝食は、しっかりと食べた方が良いと・・家の母ちゃんが言ってましたので。」


「じゃあ、何故もっと早く起こしに来てくれなかったのかな?」


「私もついさっき、起きたばかりですので。」


「なんだ。そっか・・・じゃな~い。遅刻だ~、急いで会社行くよ。」


桜田は会議に少し遅れると

連絡し、車を回して貰えるよう頼んだ。

佐藤も一緒に乗車する。今からは、秘書の仕事だ。


一見佐藤の仕事の量が、半端ない気がするが・・・

実際は、桜田邸では、家の事はハウススチュワードが問題なくこなしてくれている。

調理人も、優秀だ。フットマンも働き者で機転もきく。

佐藤は唯々、桜田のサポートだけで良い。

執事としてのスキルが完璧な佐藤には、朝飯前の仕事であるが・・・・

朝飯前に起きる事が難しい。





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