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2話 投信ってお金増えるの?

 そんな訳で投資信託、略して投信について書いてみる。


 結論から申し上げますと増えるものもあれば減るものもある。

 ここいら辺は企業と同じだね。

 儲かってる企業もあれば、倒産する企業もある。

 投信もそんな感じ。


 大別してアクティブファンドってのとインデックスファンドってのに分けられるらしい。


 アクティブファンドってのは投資のプロが運用するものらしい。

 世間一般でいう所の投信のイメージは多分これ。

 これぞという会社を探したり調査したりする必要がある分だけ経費が嵩む。

 その分だけ運用手数料が高くなりがち。

 必要経費と言えばそれまでだけども、欧米のファンドと比べると日本のは高い印象。

 ツボにハマった時はアホほど増える事もあるけどもドツボにハマって鳴かず飛ばずもある。

 タコ足配当(運用益ではなく元本を切り崩して配当を支払うんで大抵は数年で破綻する)という詐欺まがいの投信もこちらに分類されるっぽい。

 つみたてNISA適格の投信は金融庁の審査を通ったものなので、そこまで悪質なものはないっぽいけれども。


 対するインデックスファンドってのは指数に連動する運用をするらしい。

 ネット証券での売上ランキングでは上位を独占してるんで、今の投信の主流はこっち。

 それでもって指数に連動する運用ってなんぞや?ってなるよね。

 ニュースとかで良く聞く日経平均とかダウ工業株30種平均とか言われてるやつ。

 日本のバブル崩壊とかリーマンショックとかで〇%の暴落!って使われる指標でもあるね。

 コロナショックで日経平均やらダウやらがTwitterのトレンドを賑わわせていたので見覚えの多い人も多いと思う。

 日経平均に連動する投信なら日経平均が上がれば増えるし下がれば減る。

 アクティブが運用のプロに任せるのならば、インデックスは大企業の経営者たちに任せる感じ。

 正確には違うのだけども、最初はそんな感じのイメージで良いと思う。

 指数に連動するように運用するので特別なノウハウは必要がなく、指数を選定している会社に使用料を払うだけなので運用手数料もかなりお安くなりやすいとのこと。

 そして減る事もあるけれども、基本的には地味に増える。

 リーマンショックは勿論、コロナでの暴落すらも既に乗り越えてるんよね。

 イメージとしては3歩進んで2歩下がるを繰り返す感じ。

 

 アクティブファンドは9割がインデックスに後列するというデータもあるっぽいし、10年以上インデックスを上回るアクティブファンドも稀有らしい。

 運用のプロって言っても勝ち続けられるプロは一握りって事らしいですな。

 つみたてNISAの非課税期間が20年って所も考慮すると、インデックスの方が良さげな感じ。

 そしてインデックスの場合は選ぶ『指数が超大事』っぽい。

 ガンガン上がる指数もあれば、鳴かず飛ばずな指数もあるっぽいのだ。

 日経平均は未だにバブルの時代の高値を更新出来ない有様だし。

 マジで選ぶ指数は超大事。


 更に種類は指数だけじゃなくて国債だけの債券型や、株式と債券とかを混ぜたバランス型とかいうのもあって素人なオイラには這いよる混沌なニャル子さん。

 (」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!と掛け声を掛けてみたところ何の解決にもなりゃしない。

 

 とりあえず国債だけの投信ってのは無しかな。

 国債って基本的に価格は動き辛いらしいんだ。

 暴落が来てもほとんど価格は動かない感じ。

 まぁ、そりゃそうだよね。

 国が発行して保証してる債券がガンガン上がったり下がったりしたらヤバそうだってのはオイラにも分かる。

 増やすというよりは守る。増えるのは配当金の分だけ。

 米国債ならまだしも、日本の国債の利息なんて微々たるもの。

 老後までにお金を増やしたいオイラにはちょいと合わないし、増えないんじゃ折角の非課税枠が勿体ない気もする。


 それじゃバランス型は?

 これは守りながらも増やすって感じ。

 年金を運用してるGPIFもこの形で運用してる。

 マスコミや野党辺りが年金を減らした!って騒いだりするけれども、調べてみたら最高額から何千億円減った!って騒いでるのであって元本からはめっさ増えてる。

 まじで超増えてる。むしろ兆増えてる。

 そもそもGPIFの運用している分が切り崩しを始めるのは50年以上も先の事らしいので、今減ったって騒いでる連中は単純に勉強不足であるか、知った上で敢えて誤解を招く悪意のある発言をしてるって事になると思う。どっちにしてダメっぽい。

 ただGPIF的な運用も十分な先立つものがあるからこそといえる。

 そしてオイラには先立つものがないのである。

 


 話を戻すけれども、オイラは積み立てた分はそれなりの勢いで増えてくれないと詰むのである。

 つみたてNISAの枠をフル活用して年に40万円。

 そして年齢的に働ける期間がおよそ二十年。

 死ぬまで働けばもう少しハードルは下がるのだろうけれども、働きたくないでござるの精神の元に65歳頃には日がな一日酒でも飲みながらアニメ見てゴロゴロしたい所存。

 つまりそれまでに2000万欲しいのである。

 月換算での積み立て金額は毎月3.33万円。

 これを20年後に2000万にするには年率リターンにして8%程度の勢いで増えなきゃならんっぽい。

 銀行の利息が年率0.01%とかいう時代に8%とか無理ゲーじゃん!って思うかもしれないけれども、株式のインデックス投信なら完全に不可能という訳でもなさげ。

 

 そんでもって株式のインデックス投信の種類も大まかに分ける事が出来るっぽい。

 オイラのザックリとした所見を書いてみる。※個人の意見であって間違ってる可能性も多分にあり。


・国内株式

 日本の未来を信じるならこれ。

 オイラはあんまり信じてない。

 日本はバルブ崩壊前の株価を越えられてない。

 アベノミクス効果で復調してきたっぽい感じはあった。

 これからは岸田総理次第な面もありそう。※2022年元日現在は微妙な雰囲気な感じ。


・全世界(日本を含む)

 一番安定感がありそう。若者が始めるならこれをお薦めしたい。

 今のところ構成銘柄の半分以上はアメリカ企業。

 日本企業は7%くらい。

 つみたてNISAでもトップクラスの人気。


・全世界(日本を除く) 

 多分、国内株式の投信を買ってる人向け。

 今のところ構成銘柄の半分以上はアメリカ企業

 今から始める場合は日本を含む全世界で良いと思う。


・先進国

 欧米や日本が対象の投信。

 今のところ構成銘柄の7割がアメリカ企業

 新興国は買いたくない人向け。


・米国株式

 世界1の経済大国

 世界中の企業の時価総額の半分以上はアメリカが占めてる。

 つみたてNISAでも屈指の人気。

 

・新興国株式

 新興国の伸びしろに賭けるならこれ。

 中国企業が多め。

 運用会社の説明を見るとめっさ魅力的に見えるというトラップがある。

 一番不確定要素が大きい。

 



 この中でもアメリカや全世界を対象としたものであればイケる可能性もあるっぽい。

 新興国はこれから伸びを期待できるけれども、伸びずにグダる可能性も多分にある。

 上振れも下振れも大きい感じ。上振れだけしてくれれば良いのだけれども、ラノベや漫画ならともかくリアルな地球でそれを期待するのはご都合主義が過ぎるよね。

 日本ではダウ工業株30種平均って指数が有名だけれども、アメリカで一番信頼されている指数はS&P500ってやつらしい。

 これは年率リターンで10%の勢いで増えてるんだとか(;゜Д゜)

 まぁ、アメリカは日本と違って普通にインフレし続けているのでそれを加味すると7%台になるらしいけれども。

 勿論、減ってむしろ損する可能性もあるっちゃるけども、20年後にマイナスで損しちゃうって可能性は限りなく低いっぽい。

 ただし、アメリカがこれからも絶好調であるという保証はないし、むしろこれからの年率リターンは3~5%位だとか今後10年のリターンは0だとかいうアナリストもいるっぽい。※専門家の予想は結構な頻度で外れたりもします(;^ω^)

 そういった意味では全世界のが無難って言える。

 今のところはアメリカ企業が大半を占めているけれども、アメリカ以外の企業が伸びれば自動的にアメリカ企業の比率は下がる訳だし。

 オイラがまだ20代であったなら間違いなく全世界を選んだと思うけれども……

 結局オイラはS&P500に連動した米国株式の投信で始めてみることに決めたのである。

 皮算用万歳(/・ω・)/

 

本文中に書き忘れたので追記。

投信の運用会社が倒産しても購入者の資産は守られます。

別の管理会社が株式を管理する仕組みになっているらしいです。

別の運用会社が引き継ぐか引き継ぐ会社がない場合は払い戻されます。

販売してる証券会社が倒産しても大丈夫です。別の証券会社に移管すればOKです。

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