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1話 つみたてNISAって何ぞ?

 お金を増やす方法ってのは幾つかあると思う。

 副業を始める。

 パチンコで増やす。

 競馬する。

 資産運用する。

 候補はこれくらいかな。

 先ず副業は長距離ドライバーであるオイラには時間的に厳しい。

 パチンコは20代の頃はこれで借金返済してたけども、他の客に妬まれて刺された事があるんで出来れば遠慮したい。

 競馬、勝てる気がしない。

 となると資産運用かな。

 最近じゃ高校の授業でも資産運用を学ぶらしいし。

 という訳でサクッと調べてみたところ、国が推奨してるつみたてNISAってやつにたどり着いた訳ですな。

 他にも似たようなもので一般NISAとiDeCoってのがあるっぽい。

 こちらに関して詳しく説明するとめっさ長くなりそうなのでオイラ的なそれぞれの要点を挙げてみようと思う。

 間違ってたらごめん。


 一般NISA

・税金が10%から20%に引き上げられる時に誕生。

・非課税期間は5年、ロールオーバーとかいう仕組みを活用すれば最大10年まで非課税に出来る※2024年から新NISAが始まるっぽいのでロールオーバーは出来なくなります。

・年間120万円まで一般NISAで購入できる。

・売却しても使ってしまった枠は復活しない。

・投信以外にも株式や債券も買える。

・つみたてNISAとの併用は出来ない。※一般NISAを使う年はつみたてNISAは使えない、その逆も然り。

・2024年からちょっと仕組みが変わるっぽい。

・iDeCoとの併用は出来る。


 つみたてNISA

・2018年に誕生

・非課税期間は20年

・年間40万円まで購入できる。

・売却しても使ってしまった枠は復活しない。

・金融庁の認めたつみたてNISA適格の投信しか買えない。

・一般NISAとの併用は出来ない。

・iDeCoとの併用は出来る。


 iDeCo

・非課税期間は60歳まで。

・一度入金したら60歳までは出金出来ない。

・出金は出来ないがiDeCo口座内での商品の買い替えなどは出来る。

・商品のバリエーションはつみたてNISAよりも豊富。

・所得税控除と住民税が控除される(ふるさと納税などで所得税控除受けてると旨味が減る可能性がある)。

・専業主婦のような無所得の人は当然のように所得税の節税効果はない。

・かけられる金額は公務員は月に最大で12000円程度、会社員の場合は20000円程度、自営業の場合は68000円程度。

・運用益は非課税だが受け取る時には退職金や年金と同じ枠になるので金額次第では控除額を越えてしまい税金が発生するかも知れない。

・年金扱いなので自己破産しても守られる。

・年金扱いなので、離婚調停の和解金や損害賠償などからも守られる。


 まぁ、こんな感じ?

 どうやら国としては投資を推進させたいらしいっていうか、自分の老後資金は自分で確保してくれってのが本音なのかも。

 更に国民の貯金が株式や債券市場に流れれば、株価は上がるだろうし国債も売れてウハウハだろうね。

 

 オイラはつみたてNISAを選ぶことにしたよ。

 これはつみたてNISAが一番良いって訳じゃなくてオイラの都合の問題だね。

 オイラの給料じゃ一般NISAの毎年120万円分をフル活用ってのはちょっとキツイ。

 我が家には借金量産マシーンであるお袋が居る時点で出金が出来ないiDeCoも怖い。

 

 なのでここからはつみたてNISAについて語っていこうと思う。

 上記と重複する部分もあると思うけども大目に見てね。

 金融庁が認定した投資信託(株式や債券の詰め合わせてセットのようなもの)でつみたてNISAで投資すれば20年間は非課税で運用できるって事らしい。

 因みに投信や株の場合、売買で得た利益の20%は税金で払わにゃならんらしい。

 それがつみたてNISAなら20年間は無しになるっぽい。

 ここで 非課税期間について誤解しやすい点として非課税期間は購入した年も含めて20年って事かな。

 2021年に購入した分は2040年末まで非課税で運用できるし、2030年に購入した分は2049年末まで非課税で運用出来るって訳。

 あと無尽蔵に売買できる訳ではなくて、つみたてNISAで投資出来るのは年間40万円まで、しかも売ってしまっても使った40万円の枠は戻らないという微妙にセコイ仕組みっぽい。

 つまり非課税期間を万全に活かすなら買ったら20年は寝かせて放置することが前提って事らしい。

 非課税について端的に説明するよ。

 つみたてNISAで40万円が20年後に100万円になったとしたら、100万円で買ったという扱いになるので税金は発生しないと。

 20年後に増えてればその分は丸儲けな訳ですな。

 (。´・ω・)ん?

 それじゃ20年後に10万円に減ってたらどうなるの?

 正解は丸損です。

 40万で買ったものが10万円で買ったという扱いになっちゃうっぽい。

 その後に40万円に戻ってから売った場合、10万円で買った扱いなので利益である30万円の20%つまり6万円の税金が発生して実質6万円の赤字に。

 まじか……

 しかも、よくよく考えてみたら20年後に儲けてたとしてもそれ以降に増えた分に関しては税金取られるようになるんよな。

 老後のお金が必要になる頃に税金とるとか金融庁は鬼か。

 前言撤回。めっさセコイ仕組みだわ。

 因みに税金が発生するのは売って利益が出た時なので売らなければ税金は発生しないっぽい。

 金融庁のスタンスはめっさセコイと思うけれども、それでも非課税ってのはデカそうだ。

 活用した方がお得である事は間違いなさげである。

 

 しかし根本的な疑問が残る。

 そもそも投資信託って儲かりますの?

 非課税期間が20年と言われても赤字だったら何の意味もないどころかむしろ損なのであるという事は上記した通りな訳で。

 という訳で次話はそれについて調べたことを書いてみるよ。

 

 

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