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21.夫婦の時間の過ごし方

ルージュとランドルは、領地から邸へと戻って来た。


二人は、着替えを済ませた後で庭にある大きな木の側にやって来た。


実は、先程帰りの馬車の中でルージュがルージュの父であるディーンと母であるアンジュが婚約中から二人でやっていた事の話をしていたのだった。


ディーンとアンジュがやっていた事はピクニックだった。


二人で、天気の良い日には軽食を持ってのどかなお気に入りの場所へと出かけていたのだ。


そんな話をルージュから聞いたランドルは、自分もやってみたいとルージュに提案していたのだった。


領地から帰ってきたばかりで、他の場所へとは行けないと思ったルージュは一先ず邸の庭でお茶とお菓子を持ちピクニック気分を味わうのはどうかと提案していたのだった。


ランドルは、ルージュの提案を快く受け入れた。


そして、提案通りに二人で庭にある木の下へと来ていたのだ。


ルージュは、木陰になった木の下へ二人が座れるほどのブランケットを広げた。

そして、アンジーとエミーに急いで用意をしてもらったお茶とお菓子をブランケットの上へと置いたのだった。


「さぁ…ラン様、お茶を淹れましたので温かいうちに召しありましょう。」


ルージュが、ランドルへと微笑みながら言った。


「ルーありがとう。まさか、ルーの淹れるお茶が飲める日が訪れるとは…」


ランドルは、優しく微笑みながら言った。


(ラン様ったら本当に大袈裟だわ…ふふ…でも、喜んでくれているみたいで良かったわ。)


ルージュは、ランドルの言葉を聞いてそんな事を思っていた。


「ふふ…ラン様ったら…」


ルージュは、クスクスと微笑みながら言った。


「はは…では…いただこうか。」


ランドルも微笑みを浮かべてルージュへ言った。


「はい。」


ルージュは応えた。


二人は、お茶を飲みながらお菓子をつまみ穏やかな時間を過ごしていた。


「この、スコーンとっても美味しいですね。サンさんの作るお料理も美味しいですけど、お菓子も絶品ですね。今度お礼に恋する実を使ったジャムを作って差し上げようかしら…スコーンにとても合うんです。」


ルージュは、スコーンを口にして目を見開いて感動した表情で言った。


「本当に、サンが作る料理は絶品なんだ。私も幼い頃からサンが作るものが好きだ。だが……サンにだけルーがジャムを作ってやるなど……ズルイではないか…サンに食べさせてやる前に…その私も食べてみたい。」


ランドルは、少し不貞腐れた子供の様な表情でルージュへ言った。


「ふふ…ええ。わかりました。ジャムを作ったら一番にラン様に食べて頂きますね。」


ルージュは、ランドルの話を聞き表情を見てクスッと笑いながら応えた。


「本当か?!約束だからな。」


ランドルは、ルージュの言葉を聞くとパァーっと笑顔になり言った。


「ええ。約束ですわ。」


ルージュは、優しく微笑みながら応えた。


(本当に、見た目は背も高くガタイも良く軍人のオーラも出てるのにこんな風に子供みたいな表情をするのだからラン様は面白いわね。ふふ…こんな姿をカイルお兄様や軍の方が見たらなんて言うのかしら。)


ルージュは、ランドルを見てそんな風に思っていた。


「ラン様、今日は領地へ連れて行ってくださりありがとうございました。領地の町並みを見ることが出来て良かったです。町の方々も良い方ばかりでした。私はつい先日まで殿下の婚約者でありながら婚約破棄された身ですのに町の皆さんは、その様な事は気にせず私と接してくれました。本当に優しさを感じました。ですので、そんな町の方々の為に私が出来る事があるならば全力でやっていけたらと思いました。」


ルージュは、嬉しそうな笑みを浮かべながらランドルへと言った。


「私も、ルーを町の者達に紹介する事が出来て良かった。町の者達はすっかりルーの虜になってる様だったな。皆がルーを公爵夫人として受け入れてくれている証拠だな。それに…殿下との婚約破棄は全て殿下のせいだ。それも、今日皆がルーと接してみて理解したであろう。」


ランドルは、優しくルージュへと言った。


「そうだと嬉しいです。町を今よりも更に住みよい町にラン様と一緒にしていけたらと思います。私にも町の方々の力になれる様に協力させて下さいね。」


ルージュは、目を輝かせながらランドルへと言った。


「あぁ…ルーと一緒なら何でも出来そうな気がするよ。きっと私一人だったらルーの様な発想にも至らなかったし色々と見落としているままであっただろう…ルーがそう言ってくれて私は本当に嬉しく思うよ。我が領地の町の者達の事を考えてくれてありがとう。」


ランドルは、ルージュへと優しく笑みを浮かべながらお礼を言った。


「ありがとうございます…きっとよりいい領地と町になっていくことでしょう…」


ルージュは、笑顔でランドルへと言った。


「あぁ…そうだな。」


ランドルも、優しく笑顔で応えた。


「明後日は、軍へと顔を出しに来るといい。私は訓練があるので先に出るのからルーはグレイと共に軍の基地まで来るといい。カイルといるから話をするといい。」


ランドルは、ルージュへと話した。


「明後日ですか?楽しみです。軍の基地に足を運ぶなど初めてですのでドキドキしますね。ラン様の妻として恥ずかしくない様な振る舞える様に頑張りますね。」


ルージュは、嬉しそうに笑みを浮かべて言った。


「今のままで十分だ。ルーはルーのままで十分立派な私の妻だよ。」


ランドルは、誇らしい笑みを浮かべながらルージュへ言った。


「ふふ…ありがとうございます。ラン様。」


ルージュは、クスクスと笑いながらランドルへと応えた。


こうして、二人はピクニック風を楽しみながら良い時間を過ごしたのだった……

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