偏差値20.5 サブ 魔王、降臨
サブです。
「がっ・・・コッフ・・・」
男性が倒れた。
「あらあら?体力ないわねえ?・・・こんな程度でねぇ?」
薄暗い部屋。窓からは月の光が漏れている。
女は大きなベッドの上で服も着ず倒れた男を見下している。
「はぁーあ・・・こいつもだめだったかしらねぇ?もうちょっと精があると思っていたんだけど?」
女はベッドのシーツに垂れているモノを指でとって舐めた。
「うぅ~ん!やっぱり美味しいわねぇ!」
そう。この女は淫魔。男性の精気を吸い取る悪魔。今一人の男性が吸いつくされたところだ。方法は・・・言うまでもない。
「もうそろそろだと思うんだけどねぇ?あっ」
女は床に魔法陣を指で描く。
「お呼びでしょうか」
「そこに転がってるの片付けて頂戴」
女はメイド服を着た女性を召喚した。
「またですか。最近ペースが早すぎではありませんか?いくら魔王になりたいとはいっても、焦ってはいけませんよ」
「私ならいいのよ。それに焦ってないし。あんたは早くそれ片付けておくれ」
「わかりました」
メイドは転がってる男を引きずって部屋の外に出た。
「確かに、焦っているのかもしれないわね。私の計算だともうそろそろだと思うんだけどねぇ」
女、いや淫魔リリエールは服を着た。
「最近行ってないし、行ってみようかしら」
リリエールは床に魔法陣を描くと、その上に立った。
「行き先は、そうね、あの方の元に」
魔法陣は光り、リリエールは吸い込まれた。
「・・・誰だ」
炎の前で瞑想している男が振り向きもせず尋ねる。
「あら?私よ。ひさしぶりねぇ?」
リリエールは軽い感じで男に話しかける。
「・・・・・・お前か。何の用だ。」
男は微動だにしない。
「私の魔力、魔王クラスまで上がったんだと思うんだけど。どうかしら?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
リリエールの足元から炎が吹き出る。
「きゃぁ!何よ!」
リリエールは炎を手で払った。
「・・・ほう」
「急に何をするのよ!ねぇ!」
「・・・・・・合格だ」
「え?」
「合格だと言っている。どうやったのかは知らんがよくここまで魔力を溜めたな」
ここで初めて男は炎を背にしてリリエールの方を向いた。
「えっじゃあ・・・」
「お前を『魔王』として認めてやろう・・・」
「やったわ!これで魔王に!」
「手を出すがいい」
リリエールが手を男の前に出すと男は手の甲に触れた。
「熱っ!」
「これぐらい我慢しろ・・・」
男が手を離すと、リリエールの手には紋章が刻まれた。
「これでお前は我の眷属だ・・・魔王として好きに振る舞うがいい」
「これが魔王の紋章・・・!なんて邪悪そうな!」
「・・・うれしそうだな」
「当然じゃない!私はこの日をずっと待ち望んでいたのよ!」
「・・・・・・そうか」
男はまた炎の方を向いた。
「・・・つれないわねぇ 私が魔王になったのを少しは祝ってくれないの? 」
「そんなもの祝うほどのことではないであろう・・・」
「あら?私にとっては祝うほどのことよ?・・・このあと一発する?」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・つまんないわねぇ。まぁいいわ。またね、『魔皇』様?」
リリエールは地面に魔法陣を描くと元の部屋に戻った。
「・・・・・・あやつ、こんなに早く魔力を溜めるとはな、まぁいい。あいつがやってくれるだろう」
男の炎が一段と大きくなった。
「ふう」
「・・・!リリエール様!おかえりなさいませ。」
「あ!ただいま。ふふっどうかしら?」
「・・・・・・」
「どうしたの?さっきからプルプル震えているだけじゃない?」
メイド服の女性は動かない。
「リリエール様・・・少し魔圧を下げてもらえませんでしょうか・・・これでは私は動くこともできません・・・。」
苦しそうだ。
「魔圧・・・?そんなに?うぅ・・・ん これでどう?」
「・・・大丈夫です。リリエール様。あの方の元に行って魔王になられたのですね?」
「そうなのよ~!どう?」
「魔圧がすごいです。おそらく魔皇様の領域を離れたからだと思いますが・・・」
「そうみたいねぇ。私もあなたが動けなくなるほどだとは思わなかったけど」
「今までとは比べ物になりません(いいなあ)」
「うぅーん、パワーアップしたのはいいけれど、しすぎたみたいね。まぁいいわ、まずあなた、こっちに来なさい。」
手招きをする。
「・・・・・・!!リリエール様!」
リリエールは頭の上に手をかざし、魔力を込める。
「・・・汝は我、魔王リリエールの従者であり使い魔として尽くすことを誓うか?」
「・・・誓います」
「なら我が眷属となり我に従うが良い!」
「あぁっ!!」
リリエールの手が紫色に光っていく・・・その光が玉になり、女の体に吸収される。
「・・・これで・・・私は・・・!」
「私の眷属、つまり魔族になったってことね。これからもよろしくね。」
「・・・・・・・・・!はい!リリエール様!」
「フフ・・・アハハハハハハハハハハハハ!」
「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ・・・!」
月夜に二人の女の笑い声が響き渡った。
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それが一番うれしいです。
一応表現はかなり抑えましたが垢バンされたら死にます。バックアップはとっておいた。





