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偏差値70は最強じゃない!  作者: 鮫の歯
序章 始まりの村
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偏差値14.5 サブ 魔法について

さっそくカグツチさん達による魔法の練習が始まったのだが。


「さっき本を出したけど、まぁ読んだってわかんない。魔法の基礎がわからないとね。まずそれを教えよう」

フム。


「この世界には『魔法』というものがある。魔力を使い、炎を出したり、怪我を治したり。いろんな魔法があるけど2つに大別される。」

ほう。


「攻撃魔法と強化魔法。 これに分けられる。攻撃魔法は火を出したり、水を出したり、岩を出して投げたり、主にかっこいいやつ。」

確かにかっこいいな。


「強化魔法は魔力を注ぎ込んだりして対象に何かしらの効果を与えるもの。魔力を注ぎ込み治癒力を高め、治療する回復魔法、武器や道具に特別な性質を与える付与魔法はこれに当たる。地味なやつが多いね。」


「自動詞と他動詞みたいな?」

「うーん・・・まぁ近いかな。それで魔法を発動するには魔法式を構築しないといけない。」

「魔法式?」

「魔力を込めたら魔法発動!なんて世の中そんなに甘くない。段取りがいるのさ。魔法式の構築と言っても難しいことをするわけじゃない。攻撃魔法のファイアなら自分の手のひらに魔力を集中させ、炎をイメージして高温にする。で、炎が出る。いちばん大事なのはイメージ力と段取りの速さ。」

「はい」

「難しい魔法になると計算しながら魔力の配置を考えていかなければならない。よく漫画で長ったらしい呪文を唱えているのあるじゃん?それイメージが膨らみにくいからと、たくさんある段取りをやってるのをごまかすため。別に呪文はいらないよ。」


「いらないの!?」

「別になくても無言で魔法は発動できるよ。だけど面白くないし、格好良くないし、なんか技名言ってみたい欲がそうさせてるだけ」

「ええぇ・・・」

そんな理由だったの か・・・


「ソウタくんにあげた本、あるでしょ?今読んでいるところは魔法の仕組みや歴史のところだと思うけど、魔法式関係はその後にある。声に出して唱えてみましょうって書いてあるけど別に出さなくてもいいよ。出したほうが覚えるのは早いけど実践では発動が遅くなるからね」


「魔法式を暗記する、ということですか?」

「そうだね。まだ今はいいけど暗記したほうがいい。魔導書を手にして魔法を唱えているやつ、いるだろ?あれは暗記してない、ということだ。超複雑な魔法を唱える時は魔導書を見ながら魔法式を組み上げるけど、まぁ普通、見なくても発動は出来るよ」


「魔導書持ってる人って・・・あっでも本に魔力を溜めて魔法を強力にする事があるんじゃ?」

「あー・・・それはね、確かに魔力を溜めることは出来る、さっき言った付与魔法でね。だけど特殊加工された紙でできた本じゃないと相当の魔力はたまらないし、普通の紙なら溜めても唱える魔法にはあまり差が出ないよ。溜めたいのなら杖がいい」


「杖?魔法の杖ですか?」

「そう。魔法使いが持っている杖さ。あれなら材質によってはかなり魔力を溜めることが出来るし、唱える魔法の補助に使える。狙いもつけやすくなるしね。まあ欠点はいつも持ち歩かないといけないから大変なのと、高い。」


「高い・・・」

「そう、値段が高い。下手すると杖一本で城が買える。安い杖でもいいけど不良品だと魔力爆発を起こすからね。此方が怪我してしまうよ」


「魔力爆発、というのがあるのですね」

「魔力が溜まりすぎて行き場を失い、爆発を起こしてしまう。まあ電気のショートと考えると簡単だ」


「・・・なんか魔法と言ってもかなり電気や物理などの科学に似ているんですね」

「そうだよ?いくらなんでも何も仕組み無しで魔法が発動できるわけ無いでしょ?そんなに世の中甘くないよ?」


「甘くないんですね・・・!」

ちなみに今ケイが魔法の仕組みについて驚きまくっている。どうやら思っていたこととかなり違っていたようだ。俺も驚いてはいる(ゲームの設定を聞いている感じ)が、ケイの場合、常識だと思っていたことが違うと言われ、かなりパニクっている。


「カグツチさん、それってこの世界では常識なんですか?ケイが驚いているんですが」

「常識、ではないね。森に引きこもっている仙人や魔女なら知っているだろうけど、普通の人間は知らない。私は神だから魔法とは何か、がわかっているんだけど。ソウタくんの場合、魔法の本質や基礎がわかっていないと大事故を引き起こすかもしれないからよーく理解してもらわないといけない。杖や魔導書なんか使われたら私達の手に負えない」


「手に負えない・・・?」

「いやだって魔力量じゃソウタくんは私達を超えている。ケイくんが身体強化を全力で行ったらおそらく勝てない。だから本をきちんと読んで魔法のいいところ、悪いところ、何をしたら危ないのか、勉強してもらわないと。君は頭がいいから大丈夫だと思うけど」


「はは・・・そうですね」

まあ少し読んでみたのだが数学Ⅲや物理の教科書に比べたら魔法の本は簡単だが、


覚えることが多すぎる!!


これを暗記しろって鬼か!笑顔で言うなカグツチさん!無理だわ!あっやっぱいけるかもしれない!だけどしんどすぎるわ!

そら普通の人覚えられへんわ!分厚いもん!炎関係の魔法だけで広辞苑ぐらいあるもん!何?偏差値70だったら覚えられるとでも?無理だわ!

人間なんだから限界があるわ!少しずつ覚えていったらいけるかもしれないけど。

やっていくしかないからやるけど。運動関係はケイに全部任せちゃってて俺だけサボるのは申し訳ないからやるけど。魔法面白いし、いいんだけどさ。何年かかるんだろう?



「多分3年でいけるよ。」


「ええ?急になんですか?」

「いや。何年かかるんだろうって言ってたから。」

「まさか心の中読めるとか?」

いやまさかねぇ。


「よめるよ。神だもん。」


あーそうですか。そうでしたよね。神様でしたものね。え、今までの全部聞こえて・・・?


「聞こえてるよ?聞かないようにするのも出来るけど」

「できればきかないでほしいです・・・」

「なら聞かないようにするけど、君の悲鳴が聞こえたら授業をやめようと思って聞くようにしてたんだ。いらなかったかな?」

「いらないです!普通に教えてください!」

「ごめんごめん。そんなに怒るとは思わなかった。じゃあ一緒に魔法を学んでいこう。魔法学基礎Ⅰ23ページを開いて」


続く。














なんか落ちが納得行かない・・・

多分後で修正します

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