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俺にはやっかいな血が流れている  作者: ユキ
1.やっかいな血
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04.ドッキリ?


ケンが飲み物を買って戻って来た。




抹茶とココアの究極選択をされたから、ココアを貰った。




ありがとうと受け取ってからしばらく沈黙が続いて、俺は自分の話を整理しようとした。




「なぁケン、一体何がどういう事なの?」




俺の今の状況と、ケンの存在、そして父さん母さんの言ったこと、理解しようと頑張ったが全く出来ない。




俯いた俺に追い打ちをかけるように視界に入ってくるケンの指輪。




「俺をはめたドッキリ....だよな」



横目でケンの顔を見た。何か考えているようだ。




そしてふっと息を吐き出した。



「はははっ」



「な、何だよ」




「おっと悪い悪い。んー....」



また考え出したように俺を見る。



本当にケンだ。最初誰かと思ったけど。





ケンはしばらくして口を開いた。




「最初にはっきりしとくな。これはドッキリでも何でもない」



ケンは続ける。




「かと言ってそう重く思う事もない。



まぁ単純に言ってみたら、お前は王族の血が流れた王家の血縁者だって事だけだよ」




だけだよって....その一言が重いんじゃねーか。




苦笑いする俺の隣でケンは考え、独りでに語りだした。




「遥か大昔の事だ。邪悪な闇に世の中が包まれていた。



人々は毎日のように荒れ狂い、食べるものもなく飢え堪え、人を殺して食べる事も頻繁にあった」



へ、へえ。




「その頃は王はいなかったんだ。



だがら代わりにそこに居着いた奴等がいたんだ。それが悪王率いる”反・王族集団”だー」




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