地獄が日常
中学校最後のテストが迫る頃、鋼樹は農業について考え始めていた。
どんなことをするんだろ。機械とか運転するのだろうか。農業とはなんだろう。そんなことを考え始めたら、勉強どころではなくなってしまった。
「なぁ、テスト勉強と入試勉強。鋼樹はどっち優先した?」
「基本入試勉強かな。入試やればテスト勉強にもなるだろ」
そんな会話をしながら入試に向けて頑張っていた。
「ねぇー、入試まであと何ヶ月?」
「さぁ、知らね」
「じゃあまだまだだね!」
こいつらは気楽だな…。
みんなが少しピリピリしてくる頃、鋼樹は農業について考えていた。
「そんな事より農業って現実でやるとすると、どんなことするんだろうな」
「畑耕したり、肥料撒いたりとかじゃねぇのか?」
「中野のお姉ちゃんは畑で何かするの?」
唯一、僕が行く高校のことを知っている人だからな…。
「ん~、たぶん畑作業はしてないなぁ。前も言ったけど、お姉ちゃん土木科だから」
そう、土木科はほとんど畑作業をしない。ということを鋼樹は知らなかった。
「え、なら参考にしてもダメなのか…」
「まぁ大丈夫だよ!慣れればいいんだよ!」
「そうだそうだ、最初から難しいことはしないって!」
「そう願うかなぁ…」
少し不安になりつつ、最後のテストの火蓋が切って落とされる。
読んでくださりありがとうございます。これから入学するために頑張る姿を書いていきます。どうぞよろしくお願いします。




