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Xpoint-クロス・ポイント-  作者: 織間リオ
第一章【破壊された世界】
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0、プロローグ

 北暦。この時代には、通常の人類のほかに、クリエイター、ブレイカーと呼ばれる、優良種的な存在の者達がいる。クリエイターをまとめている組織、「ロント」は、その中央拠点、リエイトを本部として活動している。太陽系の代表的な惑星、地球を中心とした世界、「地球界」。未知の生物がいたるところに生息し、人間が住むことが不可能といわれるほど危険な星を数多く漂わせている「魔界」。そして、先ほど上げた、優良種の一つ、ブレイカーを多く住んでいる星々を所有する世界、「破界」。この三つの世界を往復しながら、クリエイター達は日々、ミッションをこなしている。

 そんな中、二〇一〇年、四月一日に、ある巨大規模の戦闘が行われた。

 その作戦名は「エイプリルベース」。ブレイカー達が、地球支配を目的として開始した、地球進攻作戦である。

 この窮地を救ったのは、とある少年によるものであった。

 少年の名は、矢倉潤。彼は、貧乏な家に住み、気が弱かった。しかし、戦いを通じて、少しか大きくは分からずとも、成長し、強くなった。肉体的にも、精神的にも。

 彼と、クリエイター達による、必死の防衛戦により、日本首都、東京に被害を及ぼされたものの、地球侵略は、その都市ひとつに収まった。もし、クリエイターが行動を起こさず、ただ傍観していたら、ブレイカーはいずれ地球全土を支配下としていたであろう。

 東暦。これは、北暦とは全く別次元の話である。この世界では、日本では、数百年ぶりといわれる、国内での大規模戦争が起こった。

 それが、「第一次超能力戦争」そして、「第二次超能力戦争」である。

 「第一次超能力戦争」では、超能力者、サイコキネシスト(略称、サイコスト)に対し、これまた超能力者のエスパーが、宣戦布告をし、始まったものである。

 この戦争は、五人の少年少女達によって、ようやくの終結を果たした。

 その五人とは、魂波闘也、波気乱州、遠藤的射、風見秋人、白鐘由利である。

 五人は、民衆の間で、英雄として称えられた。

 そして、その悲劇の戦争から二年と二ヶ月が過ぎ、再び戦争は起こった。「第二次超能力戦争」である。この戦争は、ピュアサイコストと、カスタムサイコストとの間に起こった戦争である。

 ピュアサイコストとは、その命を授かった時より、超能力者である者のことを言う。また、その力に途中で覚醒した者もそういわれる。

 一方のカスタムサイコストは、「第一次超能力戦争」の末期に登場した種族である。戦争の早期終結のために、サイコスト達の拠点であるサイコスト協会によって開発されたものである。これは、本来能力を持たないノーマルに対して、人工的に能力を与え、戦闘能力を持たせるのである。まさかサイコスト協会も、自分達が開発したのが原因で戦争が起こったとは、考えもしなかったのだが。

 しかし、それを止めたのは、前大戦の英雄の五人と、一人の少年であった。少年の名は赤火紅蓮。冷徹な性格をしており、他人と手を組むことを拒み、その姿はまるで孤高の狼であった。実は、彼と闘也は、小学校が一緒である旧友であった。小学校時代、唯一のサイコスト同士であった。

 彼ら六人は、戦争発起させたカスタム達の組織、「カスタマー」を壊滅させ、「第二次超能力戦争」も無事、終結したのであった。


 その、全く異なる次元の中に、たった一つの、共通点があった。それは、どちらの世界でも、今ある世界を破壊し、別次元との結合を図るもの、もしくは、それを予期していた者がいたということである。

 「第二次超能力戦争」で、カスタマー最高司令官として、カスタム達をまとめていた黒田闇亜。

 そして、潤の実父であり、一度は息子に殺されかけた男、矢倉正男。

 正男の方は、潤の血筋を、争いの火種として扱い、いずれ世界を破滅させる存在であると言った。その世界破壊を防ぐために、とある三つの語句を定め、世界破壊を押しとどめてはいたが、それも全てが解放されてしまった。

 つまり、世界破壊を、二つの世界で行っていたのである。

 この物語は、その世界破壊の中に生きる、戦士達の物語である。

 異世界の結合。それは、ありふれた奇跡か、運命的な偶然か。

 その答えを、人類はまだ知らない。


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