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王都 皇国の大祭 一日目 現実と未来の歌声

 祭り、というのは非日常の世界だ。

 普段、苦しい生活をしている中で、人々の多くはこの日を心の支えにして生きている。


 でも、それが日常となった時――私達はそれを、楽しいと思えるのだろうか?


 胸の奥に、言葉にならない小さな棘が刺さったまま、私は歩いていた。


「わーー、特設舞台だ~」


 城壁沿いの屋台を半分回って、ざわめく中央の広場に戻って来た私は声を上げた。

 広場の真ん中に大きな舞台が出来上がっているのだ。

 こんなのあったかな?


「さっきまで布をかけられていたのはこれですか?」


 フェイが言うには、布で全体を覆われていたらしい。

 屋台とか自分の店に気を取られていて、気がつかなかった。


「何か出し物やるんだね。きっと。旅芸人とか来るのかな?」

「後で見に来るか?」

「うん」


 気の早い人達はもう舞台の前方に陣取っているようだ。

 ちょっと興味はある。

 周囲には先を潰した矢や、石の的当てゲームのような遊びの屋台も出始まっている。


 でも…………買い物もまだ捨てがたい。


「……あと少し、あと、少しお店を見たら戻ってこよう」

「解りました」


 フェイは含み笑っているけれど、この世界に来て最初のお祭りだもの。

 向こうの世界でも海外旅行なんてしたことなかったし、こんな中世ヨーロッパ風のマーケットなんて見たことなかった。

 見逃すには惜しすぎる。


 私達は少し、急ぎ足で残り半分の城壁マーケット巡りに戻ることにした。


 この世界には七王国と、大聖都があるのだということは聞いている。

 形としては大きな大陸を、大聖都を中央の花芯と例えるなら、花びらのように周辺国家が取り巻く雛菊のような形らしい。

 一番北の花びらが皇国、木の国アルケディウス。

 それから時計回りに水の国――隣国のフリュッスカイト、土の国――エルディランド。

 アルケディウスと正反対の真南が火の国――ティラトリーツェ様の出身国プラーミァ。

 そして風の国――シュトルムスルフト。

 まだ名前を聞いていないけれど、きっと空の国があって、最後に夜の国――アーヴェントルクがあって一巡りするのだろう。


 週や月と同じ、木、水、土、火、風、空、夜なのは解りやすいし覚えやすい。

 口の中で並べるだけで、地図の輪郭がふっと浮かぶ気がする。


 そして、その土地ごとに特色も解りやすくあるのだなあ、とマーケットを巡りながら思う。


「これキレイ。女の子達へのお土産にしてあげたいなあ」


 キレイな板ガラスで、ステンドグラス風のアクセサリーが並べられている店がある。

 フリュッスカイトのガラス商人の店だ。

 多分、フリュッスカイトは水が豊富で、ガラス細工が特産なのだと思う。

 頭の中では勝手にヴェネチアっぽいイメージができている。


「ステンドグラスを使った残りガラスで作ったものだからな。お買い得だぞ」


 と商人は言っているけれど、実際、高額銅貨1枚。

 4~5000円前後と考えればそう高くはない。

 けれど買うなら全員に、だから今はちょっとお金が足りない。


「後で、お金を貰ったら買いに来ます」

「そうか。またな」


 商人さんも、あまり無理に引っ張らずに逃がしてくれた。


 子どもがあまり自由に出歩く世界ではないので、子ども四人連れはそこそこ目立ってはいる。

 けれど、そんなに奇異には見られていない。

 多分、お祭りという事と、私達の身なりがいいことが原因だと思っている。


 上質のオーダーメイドの服を着ているから、どこか上流の家の使われ者。

 手を出さない方がいい――と思って貰えてる風がある。


「ご主人様のお使いか?」

「そのついでに少し、お祭りを見ていいと言って頂けまして」


 そんな会話も何回かした。

 フェイが持って威嚇効果を発している魔術師の杖も、いい仕事をしているようだけれど。


 ガルフの見識に本当に感謝したい。

 ありがたや、ありがたや。


「アーヴェントルクはあれかな。きっと寒い国なんだね」

「戦の時の話を聞いていると、山が多くてけっこう厳しい土地のようだな。

 寒さはアルケディウスよりも厳しいらしい」


 屋台の店を見ていると、毛織物の店が多い。

 網目や織り目も凄く精緻で細かい。

 あとは刺繍やレースも。

 スイスとか、アルプスっぽい感じかな。

 羊を飼って羊毛を取って、それでいろいろなモノを作っているような感じがする。


 ここで私は、城のみんなに靴下をたくさん買った。

 子ども用のものは殆どなかったけど、靴下なら合わなくてもなんとかなる。

 暖かくて気持ちよさそうだ。


 名前に頂く季節と神の影響を、各国はそれぞれ受けているのかな、と屋台を見て思う。


「シュトルムスルフトは染色が盛んだって言ってたっけ。プラーミァの反対隣りだから秋の国でもきっとちょっとは暖かいのかな?」


 買って貰ったスカーフを撫でながら私は思う。

 染色というのは植物が豊かでないと出ない発想だから。

 花や植物から染料を取って染める、となると水も多分重要。


 ――何考えているうちに。


「ヒンメルヴェルエクトの寝具はどうだい? 羽のように軽いよ!」


 そんな呼び声が聞こえた。

 あ、聞いたことのない名前。

 ふと足を止めてみる。キレイで薄手の布が、流れるように飾られてある。


「綿織物だ。こっちは麻?」

「目が高いね。空の国 ヒンメルヴェルエクトの布織物だ。柔らかさと色鮮やかさが違うぜ」


 空国はヒンメルヴェルエクト。

 よし。これで七国全部の名前が揃った。


 そっと、汚さないように触ってみると、さらっとして柔らかい。そして軽い。

 気持ちよさそうなリネンの布団だ。中身は綿かな?

 羽毛ももしかしたら、ちょっと混ざってるかも。

 綿花と麻。

 きっとアーヴェントルクと違って、空国ヒンメルヴェルエクトは植物糸の糸と、その織物が盛んなんだと思う。

 隣がシュトルムスルフトだから染色も入ってくるだろうし。


 プラーミァは南国。

 砂糖や胡椒などが特産で、まだいくらか農業の気配を残している。

 一方で技術とかは暑すぎるせいか、あんまり集中できないイメージだ。

 騎士や戦士の国だと聞いている。

 その割にティラ様は知的だけど……あ、でもけっこう思い込んだら一直線のところはあるかもしれない。

 人の事は言えないけれど。


 そしてその隣がエルディランドで、多分以前は農業国だったのだと思う。

 春と夏の間で自然が豊かなイメージだ。

 見かける工芸品も、革細工や角の細工もの、蝋燭など自然の品物を加工したものが多かった。

 蝋燭が特産で養蜂とかしているなら、今のうちに蜜の買い取り契約とかできないか当たってみるのもいいかも。


「こうしてみると、随分きっぱりと七つの国々が得意を分け合っているようですね」


 ぐるりと出店を一回り見て回ったフェイが、素直な印象を口にする。


「それ、私も同感。貿易もけっこう盛んだったりするのかもしれない」

「獣や盗賊以外の脅威が少ないし、国同士の本気の戦争も無いからその辺は安心して行き来できるのでしょうか」

「七国を曜日の名前で呼んでるのも面白いよね。国が亡びる事がないって確信しているようなものだもの」

「500年前はけっこう国同士の争いもあったんだけどな。世界が闇に閉ざされて食料とか資源の奪い合いだったから」


 国境まで徒歩で一週間。

 国と国の往復は月単位での仕事になるだろうけれど、移動商人はけっこう実入りの多い仕事なのかもしれない。


 彼らを上手く味方につけて、世界に情報を発信できればいいのだけれど……


 ~~~♪~~♪


「あ、リュートの音だ」


 だいぶ薄暗くなってきた中央広場、舞台の方から柔らかい音が流れて来た。

 さっきまでの布と人の匂いの世界が、音に導かれて別の顔を見せ始める。


「そろそろ、出し物が始まるのかもしれない。行こう!」


 速足で戻ると、広場はすでにけっこうな人だかり。

 舞台の前も人が溢れていた。


 人込みをかき分け、なんとか舞台の見えるところまで辿り着くと、灯り始めたかがり火に照らされた舞台の中央では、リュートを抱えた吟遊詩人が明るいメロディを奏でていた。


 ドラマティックで荘厳な騎士物語だ。

 弾き語り、というのを初めて聞く。

 島でアレクが弾くのは、私が教えた関係上、どうしても『歌』だ。

 メロディに合わせてノリのいい言葉を、思いを紡いでいく。


 けれど、この世界の吟遊詩人の『唄』というのは、音楽に物語を付けて語るものらしい。


 音楽に合わせて声だけが物語を紡いでいく、というのは紙芝居や絵本に頼ることが多かった現代保育士にとって新鮮な表現だった。

 向こうの世界で民話の素話を聞いたことは何度もあるけれど、それともまた違う。


 朗々とした生声が、阻むもののない空と人々の心へ流れるように運ばれ、届いていくのが見えるようだった。


「さて、ではいよいよ、祭りの最大のメインイベント

 ルモイヤン一座の 舞台劇をどうぞ。演目は勇者アルフィリーガと魔王の決戦!」


 ビクン、とリオンの肩が揺れたのが解った。


 ガサガサと舞台上で人が動き、準備が終わった――と思った瞬間。

 パッと、まるでスポットライトを照らしたかのように薄暗くなった周囲からステージが浮かび上がる。


 舞台上には黒く、大ぶりな飾りと衣装を身に付けた男。

 そして相対するのは金髪、碧の瞳の青年と、三人の仲間。

 あちらこちらに足らされ、飾られた黒い布は、魔王の城をイメージさせているのかもしれない。


 おそらくは、勇者討伐のシーンの再現なのだろう。


 青ざめた表情で、フェイもアルもリオンを見ていた。


 気付かない位、微かに。

 でも、確かに伝わる手の震えは、リオンの心を物語っている。

 しまった、と思った。祭りで舞台があればこういうことは十分に予想できたのに。


「リオン、出ようか?」

「……いや、いい。見る……」


 食いしばった口から吐息のように零れた決意に、私は頷く。

 そして、彼の手を離さず前を見る。


 向こうの世界で言うならオペレッタのように、吟遊詩人が奏でるリュートの音に合わせて物語は紡がれていく。

 向こうの世界でいうなら、素人の即席劇のような感じだ。

 そんなに真に迫っている、という訳でもない。

 けれど人々は集中している。魅入っている。

 世界に平和をもたらした『勇者』の物語に。


 魔王と勇者が、刃を交わす。

 踊るように。

 合わせられた剣が鍔迫り合い、魔王が勇者に詰め寄り迫る。


『この世の全ては、私達のものだ。貴様らは、ただ、全てを我らに捧げればよい』

『そんなことはさせるものか! 大地と神と精霊の名において……貴様を倒して、人々に幸せをもたらして見せる!』


 一言、一言が発せられる度に湧き上がる歓声。

 魅入り熱狂の眼差しで役者の一挙手一足則を見つめている。


 けれど同時に、リオンの顔は色を失っていく。

 舞台もそうだけれど、彼が見ているのは舞台ではない何かのように、私は思えた。


 やがて舞台はクライマックス。

 圧倒的な力を持つ魔王を前に、勇者たちは死闘の果て……やっと魔王の胸にその刃を突きたてる。


『ぐ、ぐああああっ!』


 よろめきながら魔王は、勇者たちを睨み付ける。


『よくぞ、私を倒したものだ。

 だが、私はいずれ、また蘇り世界を……我がもの……と……』


 場には勇者達だけが残され、そこに白い光が差し込んだ。


『勇者アルフィリーガよ。よくぞ魔王を倒した。

 そなたに褒美を与えよう。何を望む?』


 一歩を進み出た勇者は宙に向けて膝をつく。


『私が望む者は何もありません。ただ、一つ、願いを叶えて貰えるのなら、どうか世界の人々に不滅の命を。

 永遠に皆が、幸せに生きられますように……』

『それは、大きすぎる願いだ。

 お前と友が命と、力を捧げるならば、それを叶えることもできようが……』


 光に向けてアルフィリーガは進み、そのまま微笑むと手に持った剣を胸へと構える。


『人々が永久に幸せになれるのなら、我が命を惜しむ必要がどこにあるだろう』

『待て! アルフィリーガ』

『ライオット。お前は残れ。そして俺達が作った平和を、見届けてくれ』


 勇者は剣を自らの胸に、躊躇わず深々と埋めると、そのままライオット役の腕へと倒れ込んだ。

 背後の二人も、同じようにバタンと斃れる。


 三人の亡骸の前に泣き伏せた戦士は、やがて周囲が光に包まれるのを感じて顔を上げた。


 舞台上が蝋燭や術の光に照らされ、真っ白に変わる。


『……俺達の願いが適ったのか……人々が、もう涙に濡れ苦しむ必要は無くなったのか』


 ライオット役の男は剣を高く掲げて宣言する。


『偉大なる神と、勇者 アルフィリーガの名に懸けて、俺は誓う。

 この世界をこれからも、守って見せる、と』


 万雷の、会場を揺らす拍手が鳴り響く。


 その中で、彼は一人、よろめくように場を後にする。


「リオン!」


 人々が熱狂し、カーテンコールが続く中、私達は後を追い、そっとその場を後にした。


 広場からそう遠くない路地裏で、彼は壁に一人背を当てていた。


「リオン……」

「大丈夫か、リオン兄?」

「大丈夫だ。覚悟はしてた……でも……やっぱり、キツイな……」


 目を隠すリオンは、大丈夫、という顔はしていない。

 軋む胸の痛みを、納得できない思いを必死に堪えている。

 苦し気に、悔し気に零れる吐息は、リオンの悲鳴だと私だって解った。


「……自分の愚かさとその結果を、突き付けられるのは……キツイ……」


 掠れた声は、自らを全身全霊で責めている。


 誰が気付くだろう。

 祭りの喧噪に、人々の喜びに背を向けて、それを齎した存在が、それを悔い、痛苦に苛まれているなどと。


「俺の過ちが、世界に不老不死という呪いをばら撒いた。それなのに今、俺はその世界を壊そうとしている。

 変わらぬ平和、永遠の命を皆、喜んでいる、というのに……」


 それは、あまりにも静かで、噛みしめるような慟哭だった。


 この世界は変わらない。変わることは無いと、誰もが思っている。

 小さな喜びはある。祭りがあり、戦があり、収穫があり、物が作られる。

 花が咲き、季節が変わるように移ろいゆく細やかな変化はあるのだろう。


 けれど、大きな何かは変わらない。

 自分達のあるべき場所を、ただ守り続けるだけの日々。

 平穏を多くの人が甘受し、疑うことなく生きている。


 それが、例えば子ども、例えば職を失った人々、例えば勇者アルフィリーガを犠牲にしたものだと知っていても。

 あえて、気付こうとしない。


「リオンの愚かさ、ではなく神の愚劣さ、ですよ。そこは間違わないで下さい」

「フェイ……」


 リオンは腕を上げた。


「貴方は間違ってはいない。どんな形であろうとも勇者アルフィリーガの思いが間違っているなどと、神でさえいう事はできない、言わせない。絶対に……」


 横に立つフェイの顔は明らかな怒りに満ちている。

 リオンは、神以外の誰も恨まない、怒らない。

 全てを自分のせいだと己のみを責めるリオンの代わりに、フェイはリオン以外の全てに怒るのだ。


「貴方の願いがこの世界を、不老不死の世界を作り上げたというのなら、この世界を壊す権利も貴方にはある」

「人々がそれを望んでいなくても、か?」


 多分、今の芝居でリオンに一番ダメージを与えたのは、不老不死を与えた勇者に熱狂する人々だ。

 人の命と引き換えに与えられた幸せを甘受する事に、何の疑問も持たない幸せな人々。

 神を倒し、不老不死を解除するということは、彼等から平和と永遠の命を奪う事なのだと、気付いたからだろう。


「イヤだというのなら、止めればいい。立ち塞がればいい。貴方のように。

 それをやらないのなら、それは認めたと同じことです」


 多分、世界を変えていくうちに、それを阻もうとする存在はいずれ出てくる。

 神そのものや手下ではなく、当たり前の人々がそうしてくる時も必ずあるだろう。


「それとも止めますか? 世界の人々の為に神を倒すことを諦めますか?」


「いや、それはできない。

 俺は、この世界を壊す。永遠の祭りを終わらせる。」


 刹那の躊躇いも無く、返答は返った。


「この状態は間違っている。

 星を、精霊を守り、正しい姿に戻す為にも、神を倒し、世界を壊すと決めたんだ。

 その為になら、魔王と呼ばれようと構わない」

「なら、こんなことで迷わないで下さい。リオン。

 貴方は、優しすぎる……」


 私は、今、リオンにかける言葉はないけれど、手を差し伸べる。

 リオンは、その手を握ってくれた。


 良かった、と思う。

 彼を、一人でこの場に立たせずにすんで。

 もしリオンが一人きりだったら、決して誰にも涙も見せず、己自身で全てを抱え込んでいただろうから。


 彼の瞳は悲しみに溢れていたけれど、穏やかで、それでも強い意志をもって輝いている。

 雫に濡れる袖口は、溢れた涙を拭ったものだろう。


 もう、目元に雫は見えなかった。


「もう遅い。帰るか?」

「うん、そうだね。子どもだもの夜更かしはほどほどに」


 私達は祭りの喧噪に背を向けて歩き出した。


 一度だけ振り返れば、舞台からは楽し気な音楽が聞こえてくる。

 多分、流行り歌っぽいものなのだろうと思う。


 軽快で楽し気な恋歌だ。

 広場では音楽に合せて踊る人たちの姿も見える。


「アレクの方が上手いよな」

「それ言っちゃダメだって」


 くすくすと笑いながら、でもはっきりと、そこから背を向けて歩き出す。


 祭りは楽しかった。

 けれど私達はそれとは異質だと、彼らの在り方を壊す者なのだ、と再確認もさせられた。


「この世界は、不老不死という永遠の祭りに犯されているようなもの。

 毎日が祭りであればいいと思う者はいても、それが現実になったら祭りは祭りの意味を失い、地に落ちるでしょう」


 眩しい、遠いものを見るようなフェイの呟きは、真実の欠片に思えた。


「いつか、アレクの歌声を聞かせてあげたいね」


 私は歌を口ずさみながら歩く。

 それはまだ、この世界には無い、アレクの歌。


 新しい歌、新しいメロディ。

 世界を変える希望を。


 この世界がいつか受け入れてくれることを願いながら。

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