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第46章:意志、炎を裂く
カイの槍が火花を散らして突き進む。 瞬間、地面がせり上がり、無数の鉄片が彼の行く手を阻もうとする。
「……そんなもん、関係ねぇ!」
叫びと共に、カイが踏み込む。 共鳴が反応し、槍が赤く煌めく。
「《断界焔槍》!」
灼熱の軌跡が、鉄の陣形を一閃した。 弾け飛ぶ破片の向こう、クロウが初めて小さく目を見開いた。
「想定外……か」
彼の言葉には、焦りはない。 だが確かに、“計算外”がそこにあった。
「やっぱり、記録だけじゃ読めねぇこともあるんだよ」 カイが肩を上下させながら言う。
リンがすかさず援護に動く。 「カイ、右側に誘導して! 隙間、作る!」
ナナがカバーに回り、クロウの死角に弾幕を張る。
ゲンの声が重なる。「今だ──全員、連携して突破する!」
再構築される鉄壁の中、彼らは次々に“記録の罠”を突破していく。
「お前の記録がどれだけ正確でも、俺たちは“変われる”」 カイが叫ぶ。
「だから、未来は“記録”には縛られない!」
燃え上がる意志と共に、炎を纏った槍がクロウを貫かんと迫る──!




