爆弾テロ
宿に戻って、夕食までダラダラと過ごし、食後は布団に直行した。流石にもう一泊という訳にはいかないので、1人30分制限で、日が変わらないうちに収まるように計画、スタートは六姫と五姫。
「2人一緒だから1時間ね!」
仰向けになって先攻を譲った。
2つの舌は、時に左右から、時に前後から、心地よさを伝えてくれる。偶に咥えられ、プチュンとリリースされた感覚が新鮮だった。体勢が変わり、目の前が六姫のモザイク必須部分になった。攻守交代の準備を自分でしていたので、引き寄せて、僕の舌が彼女の中指と交代した。身長差の関係で、同時に攻め合う事は出来ないが、攻めは五姫に任せ、六姫の声を堪能した。なかなかの反応で調子に乗り、ちょっとイタズラ。思い切り息を吹き込んでみた。
「ゴメン、ゾロ、それ、ちょっと気持ち悪いかも。」
「あ、いや、こっちこそゴメンね。」
舌に続きを任せると、
『ブブブー』
さっき吹き込んだ息が漏れて来た。
「オナラじゃないからね!」
「うん、大丈夫、解ってるよ。」
真っ赤になった六姫を抱き寄せて、攻守交代。とはいかずに暴発。五姫と交代して時間ギリギリまで頑張ったが反応は無かった。
「準備万端よ、直ぐ跨っていいっしょ?」
ヨーコは返事も待たずに攻めてきた。ヨーコのペースに任せたが、固くなる前にタイムアップ。
九璃は主導権を渡してくれるので、頭から下に向かって舌で攻める。想定していた反撃を心地よく、ある程度の固さは取り戻したが次のステップには進めなかった。
八絵の番だが、布団には入らず、壁にもたれていた。
「立ったままで試したいの。」
お約束の目隠しをすると、片足立ちで足を腰に絡める。難易度が高く、目的地に到着することもなく暴発。何度か体勢を変えながら不安定な絡みを楽しんだ。
七歌も基本おまかせ。前半は肉塊をしゃぶって、揉んで、顔を埋めて味わい尽くす。後半は跨がせて、躰の揺れにワンテンポ遅れて揺れる肉塊を目で堪能するつもりが、固さが全く足りなかった。
「六姫のとこ行っていいかな?」
「いいけど、どうしたの?ゾロが、決めたのに珍しいわね、まだ成功してないから仕方ないか。」
「いや、実はね・・・」
息を吹き込んだ話をすると、
「そりゃ可哀想ね、うん、行ってあげて。」
眠っている六姫の布団に滑り込むと、いつものようにクリンチしてきたので、そのまま自由にさせ、頭を撫でながら眠りについた。
翌日は、1日遅れで、予定していたダンジョンに向かった。高難度なので、見習いやポーターも女性ばかり。受付のお兄さんは心配してくれたが、師匠のオススメなので、勝算十分と踏んで、そのままトライ。深層ではかなり手強い魔物が現れたが、そこまで降りる間にコツを掴んでいたので、苦戦というほどではなかった。魔石やアイテムをごっそりゲットして地上に戻った。
ギルドに寄って、依頼を確かめる。納品してミッションクリアの依頼と今日の収獲と照らし合わせ、4件請け、即完了。大体のモノは、他所に持ち込む方が高値が付くが、実績が記録されるので、多少の価格差は気にしない。それでも、高難度のダンジョンなので20万になった。
次は魔石。宝石店に直接持ち込む。大きさも輝きもかなりの魔石が5個、小さいのまで含めると20個以上。過去の経験から、全部で一千五百万は軽く超えるだろう。カウンターのお兄さんはルーペで細かくチェックして、
「少々お待ち下さい、店主を呼んでまいります。」
程なく出てきた上品なお婆さんは、
「失礼ですが、バッジの裏を確認させて頂けますか?」
銅バッジに手が届くシロモノじゃないので、盗難や偽造等、犯罪を疑っていたようだ。無事買い取って貰えると思ったが、
「大きいのは、大きな街で売られた方がよろしいかと、高額過ぎて、ここでは買い手が付きませんから。こちらの5つを除いて、300万で如何でしょう?」
ギルドでの相場より1割増し程度と思われるので即決で売却。
「因みに、大きいのはおいくら位ですか?」
「人気に左右されますが、一千万は堅いでしょうね。」
「えっ?そ、そうですか。以前、600万だった石と比べても遜色ないと思ったので、三千万位と見ていたんですが・・・」
「いえいえ、一つ一千万ですから、五千万ですよ。それから・・・」
街によって人気の石が違うので、街に合わせて売る石を選ぶこと、高額な石は1個ずつ持ち込んだ方が良いとか色々教えて貰った。
宿を探しに別行動だったヨーコと七歌と合流。
「この先のダンジョンで、(冒険者じゃない)一般の人が帰って来ない遭難事故が多発しているんですって、危険なので、アチコチの上級パーティーが集まってるみたいなの。それで宿が一杯なんですって。」
宿は諦めて、問題のダンジョンに向かい、そこのキャンプ場に泊まることにした。
キャンプ場の混雑も予想していたが、集まって来ているパーティーに経済力があるので、高い宿から埋まって、キャンプ場はそれ程の混雑ではなかった。
師匠のオススメではないが、人助けとギルドの実績を考慮して参加を決めた。翌朝、日の出を待たずに潜り始めた。探索能力を総動員して、魔物をスルー。遭難者(?)は全く反応無し。ガンガン潜り、深層でスルー出来ない魔物を倒しながら最下層に到達。そこまで降りても遭難者の気配も不自然な結界も見当たらなかった。
捜索は切り上げ、高額魔石が期待出来る魔物限定で戦い、捜索隊とすれ違いながら地上に戻った。
「遭難の情報ってどこ発信?なんかウラ無いかな?」
「聞いたのはギルドのお兄さんだけど、隣の街のギルドからの情報っていってたよ。」
「じゃあ、そこ行ってみよう!」
これから潜るパーティーを尻目にさっさとダンジョンを後にした。
発信源のギルドに直行した。最近改装した感じで、バーコーナーがカフェになったパターン。アウトローと迄は行かないけど、アナーキーな御姐さんが似合うギルドから、クリーンで健全にイメチェンだろう。古いタイプのギルドに似合うベテラン冒険者達が、職員のお兄さん達を口説いていた。
「いつも助け舟を出す、正義の味方は、皆んな、遭難者探しだろ?崩落事故でも起きて、みーんな帰ってこなかったりしてな。」
目に余る強引さなので、牽制しようとリーダーらしき女を探索、火薬の臭いがした。ん?罠かも?
職員さんにコッソリ、ダンジョンへ伝令を頼んだ。
『5階層毎の置き装備の火薬に注意、暴発の危険有り』
初心者や一般人が入れるダンジョンには、最低限の装備や非常用テント等をダンジョン内に常備している事があり、今日のダンジョンは、5階層毎に、剣と盾、それに爆弾が配備されていて、爆弾の量が随分多いと引っ掛かっていた。崩落事故をほのめかす様な女から火薬の臭いがするのは、ただの偶然と思えず首を突っ込んだ。
「その爆弾ってどこで売ってるんですか?」
「おや、お兄さん、お目が高いね!あたしのお手製だよ、一晩付き合うならお安くしておくよ。」
「因みに、どうやって爆発させるんです?起爆装置な無いようなんですけど。」
「おお、聞いてくれるか!これはな・・・」
起爆のイメージを送ると爆発、爆発に色を付けてあり、例えば、赤なら『赤爆弾爆発』とイメージを送ると爆発。ダンジョンにあったのは全て赤だった。カフェのカウンターにも赤が一つセットされていたので、爆弾女を結界で拘束、カウンターの爆弾を女の目の前に置いて、
「ダンジョンの爆弾は全部赤でしたよね?あれを爆発したら、貴女も一緒にドカンですよね?」
「オマエ、何モンだ?」
「ただの冒険者ですよ、銅バッジの。」
バタバタと爆弾女の仲間達が寄って来たが、剣に手を掛けて唸っていた。
「ぬ、け、ない!」
「ギルド内は抜刀禁止ですよ。ちょっと凍らせてるだけですから、温めたら大丈夫ですよ。」
八絵が楽しそうに話すと、
「小娘がふざけやがって!」
詰め寄られても涼しい顔。
「溶かしましょうか?」
九璃は手招きして外に連れ出した。凍りついた剣を鞘ごと掲げさせると、解凍ではなく解刀?鞘が燃え上がり、刀身が真っ赤に輝くと、先から溶けてしまった。
「ちょっぴり熱すぎたかしら?」
「「そうみたいね!!」」
六姫と五姫は火傷をヒール。完全に戦意喪失した爆弾女の仲間達はあっさりと、爆弾テロを認めた。
「ふん!アタシを釈放しないと、行方不明の連中は帰って来ないよ。」
どこかで爆発事件が起きないよう、魔力遮蔽の牢に入れられた爆弾女は人質と引き換えに自分だけの解放を求めた。
「貴女達の事には触れていない様子ですね。」
一般の牢から見ていた職員は爆弾女の仲間達にそう告げ、
「人質の事、話してくれたら、きっと減刑されるよ。」
と続けた。
あっさりと吐いた内容は、探索能力を駆使して、嘘発見器状態で観察していたので、ほぼほぼ嘘は無かった。ギルドの職員さんは、安全を確かめてから、ダンジョンに潜っている上級冒険者に任せるべきだと言うが、人質の環境を考えると、悠長な事を言っている気にはならなかった。




