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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

「W」プロローグ

作者: siro(シロ)

Creators★siroのシロです。

内容はありきたりなもので、元はゲーム用にプロットしたものを、読み物用にリテイクしたものです。

ものすごく短い短編小説ですが、あえて削った肉付け部分を拾って沢山想像して読んでもらえたら幸いです。それでは「W」どうぞ。

プロローグ

  終わりの始まり

悲鳴と共に目が覚めた。




 現状を理解できないまま辺りを見渡すと、そこには血まみれで体の一部が切断されている男と泣きじゃくっている女性がへたり込んでいた。

混乱して息もみだれている、落ち着かなければいけないと、状況整理する為にも僕は少し目を閉じた。

たった数秒であるが、えらく長く感じるまぶたの中の暗闇に、カナデは走馬灯を見た。



僕はカナデ、一般には裕福とよばれる家元に生まれ・・・


・・・・僕には双子の弟がいて僕はその双子の兄であって弟のヒビキは僕よりちょとコミュニケーションをとるのが苦手でいつも一緒にいる、かわいいやつで・・・


・・・・大学に入って友達が沢山できた。まずはマコト、マコトは馬鹿が付く正直者で嘘もつけないまっすぐで正義感の強い友達で、次にリュウイチ、短気だが面倒見のいい頼れるやつ。次にユウタ。引っ込み思案だが、よく頭が働くインドア派な性格だけど男友達たちではみんな仲がいい。リナは、泣き虫だがとても気のきく優しい子だ。スズカはリナの大の友達で、ものすごく好奇心旺盛でアグレッシブな女の子。そしてアイは付き合い始めて間もない僕の恋人だ。時々何を考えているか分からないけど、そんなミステリアスな彼女でも意外としっかりしている大好きな彼女だ。そのサークル友達と・・僕と・・・。


「確か、僕と弟のヒビキと友達と旅行にいく為に、ボートにのって波止場でボートを止めるときアイの帽子が風でとばされたのを皆で見ていた。


離島の山奥のあるぼくの家族の別荘である洋館へきていて・・・

沢山あるいて汗をかいたのでシャワーを借りようと部屋に入り、それから・・。」


目を開けると何が起きたか少しずつ理解していくなかで、今まさに大変な事になっていることをようやくカナデは意識できた。


目を開けてもそこに広がる光景はまだ、瞳のおくにあった走馬灯の続きとしか思えない。

その瞬間からカナデは



「終わりの始まりがきた」ということだけはしっかり理解した。


〜〜〜〜〜「 W 」〜〜〜〜〜

 

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