1.神の女王と解放者
[作者名]
覚山覚 様
[あらすじ]
国に囚われた父を救う為に旅を続ける少年アイス。
かつて【神童】と呼ばれた彼は、あらゆる術を使いこなし、剣を持てば比肩する者がいないほどの技量を持つ。
そんな彼が出会ったのは、神の加護を持つ人間――【神持ち】と呼ばれる存在だった。 国と闘う為に、首尾よく【神持ち】である彼女たちを仲間に加えていくアイスだったが、そこには大きな問題を孕んでいた。
……そう、彼女たちは膨大な力を持つが故に、常識に縛られない存在でもあったのだ。自由奔放な彼女たちが起こす問題を解決していくアイスだったが、彼だけが気付いていない事がある。周囲の人間は、笑顔で非常識な行動をする彼こそが――最大の危険人物だと思っていたのだ……!
今日もアイスは無自覚に暴走する―― 『よし、ここは〔死人に口無し〕といこう!』
[感想]
私的には面白い作品ですが、人によっては意見が分かれる作品かと思います。
洗脳された父親を助けるために、神の加護を持つ神持ちを探す旅に出る主人公、アイス。
旅の途中で出会って仲間になっていくヒロインたちはそれぞれが神持ちで他の人たちより突出した才能を持っているけど、仲間の殆どが心に深い傷を負っています。
そのため、過去の話などでシリアスに部分はありますが、日常などはギャグなどを織り交ぜたりして、重過ぎる事はありません。
ただ、主人公やヒロインたちがまわりの人たちに比べて突出し過ぎているため、考え方も他の人たちとは違います。
いきなり、相手の腕を切り落としたり、殺したりする部分があり、それを見ていたアイスも仕方ないなぁとヒロインたちに甘く許したりと、そういう残酷描写のシーンが気にならない方で、主人公最強ハーレム物が好きな方にはオススメです。
後鈍感系ですね。