表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
放課後は魔法使いの弟子  作者: 双郷いまり
9/10

9話

「うっ、ここは・・・。」


少女は痛々しく体を起こすと、虚ろな表情のままあたりを見渡した。


「おはよう、目覚めはいかが?ここは晃大、昨日あなたの事を倒した男の家よ」


ちひろさんの声にこちらに気づくと少女の顔が一気に強張る。


「お前は・・・!」


こちらを睨みつけ立ち上がろうとするも、そのままその場に倒れこんでしまう。

うずくまりながらも俺のことを睨みつける少女。

両腕に力を込めてなおもこちらにむかおうとしている。


「まだ無理しちゃだめよ、ゆっくり休んでなさい」


ゆっくりと立ち上がり少女に声をかけるちひろさん


「ふん!舐めるな!私が戦えずとも!」


少女はそういうと両手で印を組む


召喚術式 (サモン)‼︎」


昨日俺を襲った魔物を呼び出すつもりだろう、

少女を中心に円形の魔法陣が床に浮かび上がる。


「出でよ!魔犬黒妖犬(ヘルハウンド)‼︎」


少女を囲う魔法陣の光がいっそう強く輝く。



だが、何も起きない。



「な、何故だ!何故何も起きない!」


ちひろさんは激しく狼狽する少女に近づき声をかける。


「ごめんなさい。あまりこんな事はしたく無かったのだけど、寝ている間にあなた魔法を封印させてもらったの。」


「魔法を封印⁉︎そんな・・・。」


ちひろさんは少女の方をじっと見つめて話しかける。


「いくつか聞きたい事があるんだけどいいかしら?」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ