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始まり

記念すべき第1話です。


短めになりました…

皆様どうもこんにちは、こんばんはそして初めまして。

私はシュヴェルツェ宰相のトールと申します、いきなり何だとお思いの方がいるでしょう、ですのでまず始めに私の事とこの世界も問い私が所属するこのシュヴェルツェの説明を軽く説明致しましょう。


先ず私の自己紹介からです。

シュベルツェ魔王軍所属魔王軍宰相トールといいます、ファミリーネームなんて概念はシュヴェルツェにありません、ファミリーネームは人間が自身の身分など表したりするものでしょう?まあ身分以外にも色々ありますが…

シュヴェルツェでは自身こそ身分証明ですので力のある者こそ身分が最も高いのです、因みに私は二番目に偉いのですよ何せ魔王の宰相です、偉いでしょう?凄いでしょう?因みに一番目は魔王です、魔王の説明は後で説明しましょう。

そして自分で言ったら難ですがシュヴェルツェ1のイケメンです(ドヤッ)

話が大分逸れましたね…自己紹介といっても余りなんと言って良いのか分かりませんね、自己紹介なので大胆にいきましょうか。

実は私は転生しているのです、前世は何処にでも居るさえない女子高生でした…転生で前世が女子高生なんて何処の小説にも沢山ある王道設定ですね正直に言いますと王道過ぎてツマラナイ…

もう少し違った設定なかったのでしょうか?飛び抜け過ぎた設定も困りますが。

成ってしまったので今さら文句は言いません、次は私の種族についてお教え致しましょう、皆様此までの説明で察せられた方も多いでしょう、私は人間ではありませんズバリ言います、竜です。

ドラゴンです、しかも竜王です、凄いでしょう?驚いたでしょう?私も驚きました。

竜王なんてチートじゃないですか、某ゲームなんてレベル1からコツコツと上げていくのに対して此方は最初からカンストしてるようなものですよ、そのせいで面白味も薄くなってますし…まぁ成ってしまったのだから仕方ありません、この際皆様方にも私と共に地獄に付き合って貰いますよ。

竜王といっても人間の様に臣下が王の言うことを聞くとかではなく、力が竜の中で竜帝の次に強いだけです。全ての竜が私の言うことを聞くわけではないのです。


思った以上に長く自己紹介をしてしまいましたね、次はシュヴェルツェについてお話しましょう。

シュヴェルツェはドイツ語で闇という意味です、まぁこの世界にドイツという国は存在しませんが…

その名の通りシュヴェルツェは闇を司る世界です、色々な魔物がシュヴェルツェに住んでいるのですよ、簡単に言えば魔界です、人間も僅かに居ますが些か問題があるのです、それは後程お話しましょう。

シュヴェルツェは人間社会と同じ様に統治されているのですよ、でないとシュヴェルツェは今頃あれに荒れていたでしょう。

シュヴェルツェの掟は魔物の皆様方に守ってもらってます勿論人間方にもです、掟はそれほど難しくはないです、例えば許可なくリュミエール(人界)に行くこととか禁忌を犯す等々…その掟を破った者はその時に応じて罰を受けてもらいます。

酷い場合自身の命で償ってもらいます、掟を破らなければ良いだけの話しです破らなければ…ね。

せっかくですので世界ついでにリュミエールについて説明しましょう、飽くまでついでにですが、リュミエールは人々が住む世界です、簡単に言えば我々の敵です以上です。


続いてはこの世界を統べる我らが魔王、ノルトローゼ様についてご説明致しましょう。

ノルトローゼ様はシュヴェルツェに君臨せし御方です、この御方が居られてこそシュヴェルツェが此処に在るのです、皆様は魔王といったらどの様な姿をご想像しますか?某世界を救うゲームのボスを想像しますか?それともいかにも強そうな厳ついゴツゴツとした男を想像しますか?

残念ながら違います、ノルトローゼ様はまだ幼く可愛らしい少女です、いわゆる幼女です。

幼い娘が魔王など可笑しいですか?そんなはずないじゃないですか、他の世界では幼女が戦場でヒャッハーしてる様な話も聞いてますし何も可笑しくはないでしょう?

しかしこの時代の魔王とはいえノルトローゼ様はまだ生まれたばかり、潜在能力の制御も出来ないのです、私達の役目はノルトローゼ様を完璧な魔王にする事です。

此が初めてではありません、私はずっと何千年も同じことを繰り返してきましたので慣れっこです。育児のプロです、そんの其処らの親、保育士には負けない自信がありますよ(ドヤッ


そろそろこの世界の説明も終わりにしましょう、話し過ぎてもツマラナクなりますし…この世界の事を多少理解頂けたと思いますので此にて私の日誌を終わりたいと思います。


   

                           1385 月の刻















先ほどまで書いていた日誌をパタンと閉じ一息入れる。


「我ながら意味が分からない日誌ですね、他の者が見たら目を回しそうです」


この日誌は私にしか分からない物です、他の者が見ても理解する以前に字が読めません、読めるとしたら私と同じ異端者…転生者だけです、生憎まだ私と同じ転生者に遭遇していないのです、居てもリュミエールに居る可能性が高いです。


「トール様お休みのところ失礼します、至急報告したい事が御座います」

「入りなさい」

「はっ!」


城兵が静かに扉を開き敬礼をする。


「それで報告とは?」

「衛兵からの報告ですとメルガルトにて暴動が起きているとのこと」

「暴動ですか…全くメルガルトの衛兵は何をしているのです、暴動の一つ止める事も出来ないのですか」

「そ…それが…」

「人間ですか」


だから動かないのですね、人間は魔物達に意味嫌われています。

リュミエールと戦争もありますが人間は私達の仲間を沢山殺してきました、だから人間はシュヴェルツェでは生きづらいのです、まぁリュミエール側も同じですが。


「被害者は人間ですね、衛兵が動かない筈です」

「はい、報告によりますと複数もオーガが人間の子供を追っているとのこと」

「状況は思ったより芳しくないですね、このままではその少年は殺されるでしょう、急ぎ兵を出しメルガルトに向かいなさい、私も行きます」

「はっ!」


オーガは残忍で凶暴な性格で人間の生肉を食べます、早くしないと例の子供が確実に殺されるでしょう。

そうなる前に子供を救わなければなりません、シュヴェルツェは力こそ絶対、しかし無益に命を奪うのは許されません。

正装から軍服に着替え相棒のハルバートを携えて幾人かの兵を引き連れ出発した。





城からメルガルトまでそんなに遠くではないのが唯一の救いでした、少年の位置を把握するためハーピー達を先に行かせ可能であればその少年を保護するよう指示し馬を可能な限り速く走らせる。

上手く逃げ仰せていれば良いのですが…オーガは見た目通りしつこいので何時までも追いかけていることでしょう、相手は子供、残りの体力も僅かだと予想できます、メルガルトに着いて少年を助けだせても五体無事に助かる見込みは五分五分…

これは少々厄介な事になってきましたね。




軽くスランプ気味ですが登場人物を増やしていきたいです。



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