表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

よしのや

作者: 土溝井
掲載日:2012/10/09

 トングから落ちた紅生姜が牛丼の上に着陸する。

 懐の深い牛丼は紅生姜をあたたかく迎える。

 残酷な箸が紅生姜だけを掴んで持っていく。

 牛丼はけたたましく泣く。

 紅生姜だけ食べるならどうして俺の上に載せたんだ、と泣く。

 意地悪な箸は牛丼に突き刺さる。

 肉だけが攫われてご飯は残される。

「これあんまりうまくねーな。パサパサしてて」

 再び紅生姜が落とされ、牛丼が迎える。

「こんにちは」

「はじめまして」

 また紅生姜だけ食べられる。

「駄目だ。まずい。もう要らねえわ」

 牛丼は残される。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ