プロローグ: 自衛隊のログより
西暦20xx年、地球成層圏外にて複数の未確認物体確認を国際宇宙ステーションより各国に通達。
レーダー等では補足できず、搭乗していた宇宙飛行士の目視により64基までは確認。各搭乗員の中で数が大きく差異があり精確にカウントできず。推定3〜5倍。
確認から34時間21分56秒後、散り散りに飛行し、各国へと降下を確認。以下、日本国の状態を記録する。
降下開始からおよそ28時間後、東京・京都・大阪・富士山頂・福岡・広島・沖縄・宮城・北海道・石川の上空にて停止(確認順)。
その後毎分1メートルほどの速度で降下。
国民による視認が確認・通報が頻繁に発生。情報機関による報道が加熱するも物質の構造・目的ともに不明。憶測と陰謀論だけが国内に拡散される。
出現場所を以下に記す。
東京都、渋谷交差点上空10m地点。
京都府、鴨川。
大阪府、通天閣上空20m
富士山頂中心点より上空5m地点、山梨、静岡両県に属せず。
福岡、久留米城跡。
広島、呉港。
沖縄、久高島聖域内着陸。
宮城、仙台市瑞鳳殿。
北海道、旧網走監獄。
事態急変は出現から6時間26分後、渋谷にて一部市民により投擲(調査によりこれはペットボトル飲料だったことが判明)、未確認物体に接触直後に高収斂光学兵器により投擲物、投擲者共に消失。現場は詰めかけていた市民のパニックにより群集事故へと発展。最終的に死者648名、怪我人3396名となる。
投擲者への攻撃以降沈黙。その間に渋谷交差点含む半径1kmを総理・防衛大臣の超法規的処置判断により自衛隊による封鎖を行う。
その後、現場に配備されたすべての自衛隊員の死亡が確認。後の映像資料により、未確認物体に対して加害行為を行った者・物質に対して自動迎撃行動が発生したことが示唆される。
総理と各国首脳人により本件の未確認物体を世界共通で「Substantia incognita」と呼称が決定。
未確認物体確認からおよそ240時間後に全世界で約2万人の死亡と約19兆ドルの経済損害が試算される。




