プロローグ
今回が、初投稿です。その為、誤字・脱字があると思いますが御容赦下さい。また、文字の言葉使いに古い言い回しを使う事があります、御手数ですが読者自身で御調べ下さい。その他に、文中に残酷な描写等があり読む時に御注意下さい。そして最後に、読者自身の趣味・嗜好及び考えに会わない場合は読む事をお止めする事をおすすめします。
ここに、表の顔は、売れない小説家。裏の顔は、凄腕の退魔師である草薙翡翠33歳がいる。今彼女が訪れているのは、ある県の廃村で昔から付き合いのある同業者からの依頼の仕事でそこに祭られている祠の周辺で奇怪なことが起きているから調べてきてほしいということである。その廃村には、ある伝説が伝えられていてそれによると世界を超えることができ、またその世界に必要な人物を送るといわれている。
その為か廃村になる前から、神隠しという現象が起きており、度々退魔師の所に依頼がきていた。そのつど、調べてはいるのだが何も起こらないうえ退魔師でも分からないときている。今回は、その祠を定期的に調査・封印をする事が仕事なのだが、その事を代々してきた退魔師の家系が途絶えてしまい草薙家現当主である翡翠のところに依頼がきたのである。草薙家は、裏では有名な退魔師の家で翡翠はその中でも飛び抜けて力の強い術者でもある。今現在では翡翠しか草薙家の力を受け継ぐ者はなく、また彼女以外の者は退魔師から退いている為にその事は知られてはいないのが現状である。
ただ今、廃村の外れ祠周辺の調査が終わり後は封印をして終わりという時
「まったく、私に頼むな。私だってこれでも年頃の女のに。こんな寂れた廃村に一人で来させるなんて。」と、文句を言いながら封印の準備をしていた翡翠が何かに気が付いた様子で辺りを見渡すと、祠の扉の隙間から微かに光が漏れ出しているのが見えた。それを確かめるために扉を開けて、中の御神体である水晶玉に触れた時それは起きた。辺り一面に目も眩む光があふれその中から声が聞こえてきた。
「古の約束に従い、汝をアースガルドに送る。そこで汝がなすべき事を行い終りし時に地球に帰還する為の扉が開かれる。ただ、地球に帰還するかどうかは汝しだい。そして、帰還の為の扉は一度しか開かれない。心して考えよ。それから、オプションとしていろいろ付けておくので宜しく。頑張れよ、翡翠。」と、前半は威厳のある声で後半はふざけた様な声が聞こえてきた。それを聞いた翡翠は、
「ふざけるなー。もう少し、詳しい説明をしてからにしてよ。それにオプションて何ー」と、叫びながらその光の中に消えていった。そして、その光がおさまると辺りは何もなかったかの様にしんと静まり返り祠の周りには封印をしたとおもわれる跡があるばかりである。
今回、初めての投稿です。いろいろあると思いますが、これからも宜しくお願いします。